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08. 尺八

ある夜、宗治がおまんの寝床の前に全裸で立った。
「おまん、舐(ね)ぶれ」宗治が命じた。
おまんはきょとんとした。意味が分らなかった。どうせまた今夜も父と兄に犯されるのだろうと覚悟していたが、ちょっと勝手が違った。宗治はおまんの身体を引き起こすと、自分の摩羅の前におまんの顔が来るように案配した。宗治は勃起した摩羅をおまんの口に突っ込み、もう一度「舐(ね)ぶれ」と命じた。おまんは仕方なく兄の摩羅を舐め始めた。
宗治は若者ばかりの寄り合いで、女に摩羅を舐めさせると凄く気持いいという話を聞いたのだった。宗治には何でも云うことをきく女がいた。妹だ。早速それを実行させたというわけだ。確かにこれはよかった。おまんこよりよかった。宗治は摩羅を舐め廻す妹の舌の動きに興奮した。いつもより保たなかった。「あああああ!」宗治は妹の口内でどっぴゅぴゅーん!と射精した。
「げ、げほっ、げほげほっ!」おまんは喉に飛び込んで来た兄の精液で息を詰まらせた。おまんは土間の縁まで走り、嘔吐するように咳き込んだ。
寝床に横になっていた萬造がおまんに駆けよる。
「どした、おまん?病気か?」萬造が尋ねる。
「あんつぁに聞いてけろ」おまんが苦しみながら云う。
「宗治!おめ(お前)、おまんに何しただ?」萬造が息子を問い詰める。
「なんも。たんだ、おれの摩羅舐(ね)ぶらせだだげだ」
「なして、そっだらごど?」萬造には理解出来ない。
「お父(どう)もやってみれば分(わが)る。ぺっちょ(おまんこ)なんかよりずっとええだ」
「ぺっちょよりええもんなどねえべ?」
「ぺっちょは穴ぽこだげだ」と宗治。「口には舌があるだ。摩羅ばぺろぺろされだら、ぺっちょなの(なんか)問題んなんね」

宗治が満足して高いびきで寝入り、おまんの喉も納まった頃、萬造はおまんの寝床に歩み寄って勃起した摩羅をおまんの口に押し付けた。おまんがぱっちりと目を開け、飛び退った。
「父ちゃん!おれ、あんつぁのせいで死ぬ思いしただ。もうやらさねでけろ」
「おまん、一遍でええ。舐(ね)ぶれ」萬造が強要する。
「やんだ。いぐら父ちゃんの頼みでも、あれはもうやんだ」
「やれ、おまん」萬造が摩羅を突き出す。
「やんだったら、やんだ、父ちゃん!」
「やるまで寝させね」萬造が脅す。
「んもうっ!やんだったら、やんだっ!」
萬造は嫌がる娘の口に勃起した摩羅を押し込んだ。父親の摩羅を噛み切るわけにもいかず、おまんは父の摩羅を口に入れたまま泣きじゃくる。
「舐(ね)ぶれ!」萬造が命じる。
舐めるのは顎と舌がくたびれる。しかし、それはまだいい方だった。兄は最終的におまんの頭を両手でがっきと押さえ、乱暴な勢いで摩羅を出し入れした。が、それもまだいい方だった。ぴゅっぴゅっぴゅーっと精液が噴射され、食道ばかりか気道にまで飛び込んで来るのだ。死ぬ思いだった。

「やんねど、ぶたぐ(叩く)ど!」焦れったくなった萬造が脅迫する。
おまんは怨みのこもった目で父親を見ながら、その摩羅を舐め出した。
「いまっと(もっと)はいえぐ(早く)!」萬造が注文する。
おまんが小刻みにぺろぺろする。
「下側も舐(ね)ぶれ」先端に近い下側は最も気持のいいところだ。
おまんが下側をしゃぶる。
萬造は快楽に酔っていた。息子の云う通り、これは凄く良かった。おまんのきついまんこも最高だったが、舌で舐められる摩羅の快感は比べ物にならなかった。おまんの舌が疲れて、動きが鈍くなった。萬造はおまんの頭を両手で押さえ、自分の腰で摩羅を前進後退させた。娘の口を犯しているのだ。異常な性交の初体験が萬造を興奮させた。精液の最初の一滴がじわっと滲み出た。萬造は腰の前後運動を急速にした。
おまんにはその速度の変化が何を意味しているか分った。じきに精液が噴出する。またもや気道と食道に飛び込んで来る。おまんは恐怖から「わががぼげごぼぼぼーっ」と泣き叫んだ。
萬造は泣き叫ぶ娘を無視して腰の運動を最高速度に上げる。射精の予感に脳が痺れる。「おおおーっ!」どばどばーっと精液がほとばしっておまんの喉元へ飛んで行く。
「ぐわああーっ」おまんが叫ぶ。おまんにとって幸運だったのは、泣き叫んでいて舌の根が盛り上がっていたことだ。父親の精液は舌の根でせき止められ、気道にも食道にも到達しなかった。射精の余韻に浸っている萬造は、まだ摩羅をおまんの口にぶち込んだままである。おまんの口の両端から精液がだらだらと垂れた。

萬造がやっと解放してくれると、おまんは土間に跳んで行って残りの精液を吐き出した。おまんは(なぜ今度はゲホゲホしないのだろう?)と不思議だった。そして、泣き叫んだ時の舌の状態を無言で再現してみた。舌の根が盛り上がった。(そうか、喉を塞いでしまえばいいのか)おまんは自衛策を発見したのだ。それはよかったが、二人の男に続けざまに口で奉仕させられ、舌と顎がだるく苦しかった。おまんは布団をかぶってしくしく泣きながら眠りについた。

その翌日の夜、父子が喧嘩を始めた。どちらもおまんに摩羅を舐めさせようとして、「おれが先だ」、「いや、おれだ」とおまんの取り合いになったのだ。おまんはこれから始まる拷問を恐れて身を縮めて成り行きを見守っていた。父子はしばらく怒鳴り合っていたが、なんらかの妥協点を見出したようで、喧嘩は収まった。二人は一緒に着物を脱いで裸になった。おまんは父子が二人揃って自分に近づいて来るのをいぶかしく思った。これまでは一人ずつ自分に迫って来るのが常だったからだ。

宗治はおまんを裸にし、おまんを四つん這いにさせ、後ろからおまんこを始めた。おまんは口を犯されるよりはおまんこされる方がいいと思った。舌も顎もくたびれないし、ゲホゲホ苦しい思いをすることもない。(よかった)と思っていた。安心するのは早過ぎた。おまんの前に廻った萬造が勃起した摩羅を突き出し、「ねぶれ(舐めろ)」と命じた。男たちは父子一緒におまんの身体を弄ぶことにしたのだ。

しばらくすると、萬造はおまんの口から摩羅を抜いた。と、宗治もおまんこを中断し摩羅を抜いた。おまんは男たちの不思議な行動に戸惑った。すると、宗治が妹の前にやって来て摩羅を突き出し、萬造は後ろから娘のおまんこに摩羅をぶち込んだ。二人入れ替わって、公平におまんのおまんこと口を楽しもうというのだ。これが彼らの口論の結論だったのだ。

おまんは、兄の濡れた摩羅を見つめた。それは自分の愛液で濡れていた。自分の身体が分泌したものだから、気持悪いとは云えない。おまんは仕方なく兄の摩羅を口に含んだ。後ろから父が身体を押すので、兄の摩羅に前進後退運動をする必要はなかった。ただ舌でぺろぺろすればよかった。

父子は何度か交代した。おまんの舌で舐められて気持良くなった摩羅がイきそうになると、交代しておまんこに移動するのだ。それは過度の興奮を抑えて、性行為を少しでも長引かせようという魂胆だった。それはおまんにとって拷問が長引くことを意味していた。冗談ではなかった。おまんは必死に考え、疲れた舌に鞭打って男たちの摩羅をしゃぶった。特に父が注文した摩羅の下側の性感帯に集中した。
「あああ、あーっ!」先ず宗治が果てた。おまんは舌の根を盛り上げて精液の攻撃を避けた。萬造が息子を押し退けて、息子の精液がだらだら垂れる娘の口に摩羅を突っ込む。おまんが父の性感帯をぺろぺろする。「あううううーっ」萬造もすぐ果ててしまった。おまんの作戦は正しかった。積極的に奉仕すれば男はすぐにイってしまうのだ。おまんは土間の縁に走って二人分の精液を吐き出した。




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