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23. 処女検査

多代は卓二とおまんを切り離そうと決意した。卓二を自分のものにするにはおまんが邪魔だったし、おまんが祖母・松に可愛がられているのも面白くなかった。以前はおまんを村に帰せば卓二も多賀屋を出て行く恐れがあったが、先日のおまんこによって多代は卓二を自分の虜に出来たと考えたのだ。おまんが去っても、卓二は留まるに違いない。何せ、自分は大店の娘で器量も良く、美しい着物で着飾っている。おまんのような野暮な田舎娘とは比べ物にならない、そう思ったのだ。

「お父(ど)さま」多代が父・梅太郎に云った。「おまんば村さ帰(けえ)すべ」
「なして?何が気に入らねえだ?」と梅太郎。梅太郎は四角い顔をした、頑丈そうな大男である。
「おまんと卓どんがいちゃいちゃしてるどご見ただ」
「それは、ほんてんか?」梅太郎が驚く。
「奉公人がそげなごどすんのは御法度だべ?」多代が追い打ちをかける。
「あだりめ(当たり前)だ。一体(いってえ)どだいなごどしてただ?」
「おまんが卓どんの口に吸いついて、卓どんはおまんの尻撫でてただ。あの様子だば、ぺっちょしたごどあるだじぇ、あの二人」
「14歳と12歳でが?ほだなごどっ!ずほこぐんでね(嘘つくんじゃない)」梅太郎には信じられない。
「ざいご(田舎)の衆は助平だがんな。珍しぐねべした(ないでしょ)」多代がとぼける。
「うーむ。許せね。卓二ば村さ帰(けえ)すべ」
「お父(ど)さま、駄目だ。悪(わり)いのはおまんだ。おまんが卓どんば誘惑してただ」
「んだば、おまんば帰(けえ)す」梅太郎がころりと騙された。

梅太郎はおまんを座敷に呼んだ。梅太郎は真向かいに座って小さくなっているおまんを見た。今までよく見たこともなかったおまんだが、よく見ると鄙びた表情の裏に利発さと可愛さが同居している。おちょぼ口が子供っぽいが、身体つきはふっくらとしている。ただ同じ12歳でも、早くも色気を発散し始めた多代とは大違いで、まだあどけない。こんな子供がおまんこを体験しているなんて本当だろうか?そう考えた時、梅太郎の脳の奥がずきーん!とした。性衝動が走ったのだ。卓二がやっているなら、おれだって出来るのだ。卓二の14歳の摩羅よりはおれの方がでかいからきついだろうが、入ることは入るだろう。きついおまんこの襞々に擦られる摩羅の快感を想像した時、第二撃目の性衝動が走った。今度は脳と性器周辺が同時に戦慄した。
「おまん、おめ(お前)、卓二といちゃいちゃしてるつうのはほんてんが?」梅太郎が聞いた。
「ほだなこどっ!誰がそげなごど云ったんだがっす?」おまんが仰天する。
「誰でもええ。いちゃいちゃしてるがしてねえが聞いてるだ。答えろ!」
「おれだぢ奉公人だっす。御厄介(ごやっけえ)になってで、そっだらごどすねえっす」おまんの目に口惜し涙が滲む。
「いちゃいちゃしてだつう話(はなす)がほんてんなら、おめ(お前)か卓二かどっちか暇出さんなんね」と梅太郎。
「おれだぢ、何も悪いごどしてねっす。別れさせねでけらっしゃい。お願(ねげ)えするす!」おまんが泣きながら畳の上に這いつくばる。
「よし。おめ(お前)が卓二と何かしたがしねが調べてやる。ついで来(こ)」梅太郎が立ち上がった。

梅太郎はおまんを書斎に連れ込んだ。そこには本や先代からの帳簿類が沢山積んであり、表向き梅太郎が商売の研究をしたり市場戦略を練る部屋とされている。で、誰にも邪魔されたくない時は、部屋の前に赤い布切れが掲げられる。おまんを書斎に入れた梅太郎は赤い布切れを入り口の柱に掲げた。

「おまん、おめ(お前)は卓二とぺっちょしてるべ、どげだ(どうだ)?」と梅太郎。
おまんは黙って首を振る。言葉で否定して嘘と分るのが恐かった。
「ぺっちょしてるがしてねがは、すぐ分る。着物脱げ」
おまんは身体を強ばらせて突っ立っている。先ず、主人の前で裸になりたくなかったし、処女かそうでないかすぐ分るという梅太郎の一言が恐ろしかったのだ。
「ちゃっちゃど(早く)脱げ!脱がねど、おれがひんむくど!」梅太郎が苛々する。
仕方なく、おまんは着物を脱ぎ出す。
梅太郎は娘の多代を女とは思っていなかったから、その身体つきなどまるで気にしていなかった。しかし、おまんは他人の娘だし、手を出せばどうにでもなる存在として幼い身体に女の徴候を探す目つきになった。芸者や女郎との色事に飽いていた梅太郎は、新たな刺激を求めていた。自分の娘と同い年の娘とやるというのは凄い刺激に思えた。まだ、たった12歳である。しかも、この娘はどっかの小作の子で、目下自分の奉公人である。おまけに孤児(みなしご)ときている。いくらでも思いのままに出来るのだ。乳も出ていない子供との性交がつまらないものなら、すぐ抛り出してしまえばいい。それがいいものなら…、厭きるまでやり続ければいいのだ。

おまんは半襦袢を脱ぎ胸を露出した。梅太郎は男の子とも女の子ともつかぬ、その平らな胸にどきっとした。こんな子供がもうおまんこしてるのか?梅太郎の胸の底に、そんな子供と自分もやりたいという欲望がふつふつと煮えたぎって来た。もう止められなかった。
「そえづ(それ)も取れ!」梅太郎は腰巻き姿のおまんに云った。じりじりしていた。
おまんが全裸になった。梅太郎はおまんを座布団の上に寝せた。目の前にぷっくらとし、膨れた毛のない割れ目がある。手が震えた。何しろ、こんな幼い女の子を相手にするのは初めてなのだ。芸者を転がすのとは勝手が違った。梅太郎はおまんの両脚を広げて膝を曲げさせた。おまんの股の間に入り、割れ目を間近に見る。思わず舐めたくなるが、必死でこらえる。梅太郎は中指の先を唾で湿らせ、割れ目の下の方に伸ばした。

おまんも震えていた。父と兄、庄屋をはじめ何人もの男と、もう数え切れないほどのおまんこを経験している。この主人が云うように、すぐ分るものなら卓二との関係が明るみに出て、この家を追い出されてしまう。二人で追い出されるのならまだいいが、自分一人だけ抛り出されたらどうしよう?村へ連れ帰られたら最悪だ。地主の毒牙が待っている。あれやこれやで、おまんの心は乱れに乱れていた。

梅太郎はおまんの穴に指を入れようした。乾いている。仕方がない。梅太郎はおまんの陰核を刺激して愛液を滲み出させることにした。割れ目を両手で左右に引っ張る。若い、綺麗な桜色の粘膜が現れた。子供でも、大人と変わらない構造のびらびらが完成している。三角の覆いに覆われた陰核もちゃんとある。梅太郎は芸者遊びで鍛えた繊細な指使いで陰核を撫で廻す。
「あはーん!」おまんが反応した。
梅太郎は驚いた。たった12歳でも感じるのだ。梅太郎は俄然面白くなり、おまんを興奮させることに熱中した。
「ううううっ!」おまんは唇を噛んで必死に快感を抑えつけようとする。もしよがったら、それが処女でない証拠とされかねない。よがってはいけなかった。
おまんの割れ目の下方から粘液が顔を覗かせた。愛液だ!梅太郎は膣口を開いた。堰が開かれた用水路のように愛液が溢れて来た。12歳でもやれるのだ!間違いない。梅太郎は中指を伸ばして、おまんの体内にゆっくり入れた。おまんが処女なら、どこかで痛みを訴える筈だ。梅太郎は指を奥まで突っ込む。
「あーん!」おまんが声を挙げるが、それは苦痛ではなくよがり声である。
梅太郎はおまんの膣内で指をぐるぐる廻す。
「うわーん!」またしてもよがり声。
「おまん!」と梅太郎。「おめ(お前)の身体はもうぺっちょしてる身体だ。やっぱり、卓二と出来てるだな」
「おれ、御厄介になってがら卓どんとはやってねっす。ほんてんだっす!」おまんが云う。
「んだら、家(うぢ)さ来る前(めえ)にやってだってことが?」
「んだっす」
「最後にやったのは何日前(めえ)だ?」と梅太郎。
「覚えでねっす」とおまん。
「んだば、やりでえべ?え?」
「やりだぐねっす」
「ずほこぐでね(嘘つくな)。おめ(お前)のぺっちょはびどびどでねえか?ほれ」梅太郎が突っ込んだままの指をぐりぐりする。
「あはーん!」おまんがよがる。
「よし。おれがやってやる」梅太郎は立ち上がって着物を脱ぎ出す。

おまんは驚いた。米問屋の老舗・多賀屋の主人まで自分を犯そうとする!
「いげねっす!やめでけらっしゃい!」おまんが叫ぶ。
「このうづ(家)で奉公人同士がぺっちょしたりすんのは御法度だ。卓二とはやるでねえ」と梅太郎。
「やんねっす。んだがら(だから)、旦那様もやんねでけらっしゃい!」
「おれはええんだ。おれは奉公人ではねえ。主人が奉公人をめんこがる(可愛がる)のはええこんだ」
「ほだなっ(そんなっ)!」
梅太郎は素っ裸になった。太く長く勃起した摩羅が突っ立っている。それは子供との初めての性交を待ちかねて、ぴくんぴくんと生き物のように蠢いていた。
「旦那様、やめてけらっせ。後生だっす!」おまんが後ずさりする。
「ええ気持(きもぢ)にしてやる。ちょど(じっと)してろ」梅太郎はおまんの身体に覆いかぶさり、おまんを抑えつけた。膝でおまんの両脚を割り、股を広げさせる。摩羅をおまんこにあてがう。
「旦那様、若奥様に悪いでがんす」とおまん。
「誰にも云うんでね。云ったら殺すど!」梅太郎はぐーんと腰を突く。
「ああーん!」また犯られてしまった。村に帰れば庄屋、留まれば多賀屋の旦那。皆がおまんをおもちゃにしたがる。

梅太郎は12歳の子供とのおまんこに有頂天になっていた。未成熟なおまんこは、盛大に濡れていてさえ摩羅に吸い付いて来て放さない。芸者や女郎のすぽすぽのまんことは大違いだった。(これはええ!おまんを村さ帰(けえ)すなど出来ねえ相談だ)そう思った。
「おお、おめ(お前)のぺっちょはさいこ(最高)だ。ええ味だ」梅太郎はおまんの幼い顔、平らな胸を見下ろしながら、初体験の悦びに興奮していた。梅太郎は12歳の体内を摩羅でこねくり廻した。
「あむーっ!」おまんが呻く。
梅太郎が股でおまんの陰核を擦る。
「あおーっ!」おまんがよがる。
幼い少女のよがる表情は梅太郎にとって新鮮だった。新しいおもちゃを手に入れた気がした。いつでもこのおもちゃと遊べるのだ。梅太郎はもう我慢出来なかった。この子供の体内を自分の精液で満たすのだ。梅太郎は摩羅を激しく抜き差しした。
「うぐーっ!あわーん!」おまんがイった。
「ぐむうーっ!」梅太郎もイった。

「お父(ど)さま、おまんばいづ村さ帰(けえ)すだ?」多代が聞いた。
「おまんは帰さね。卓二ば帰(けえ)す」と梅太郎。
「なんね!帰すならおまんだ。卓どんは何も悪ぐねえだ」多代が慌てる。
「おまんにはよおぐ云い聞かせでおいだ。もう卓二とはいちゃいちゃしねつってる」
「ほんて(本当)?」
「ああ。もう心配(しんぺえ)すんでね」
「卓どんば帰さねでけらっしゃい」と多代。
「おめ(お前)、卓二となんかあんのが?」梅太郎が訝る。
「ほだなごど!卓どんはようぐ働ぐがら、うっちゃ(家に)必要だど思うさげ」
「ほうが(そうか)。おめ(お前)がそう云うだば、今度だげは見逃すべ」
こうして多代の陰謀は頓挫した。




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