[banner]

33. 釜堀り梅太郎

その夜、梅太郎がおまんを書斎に連れ込み、裸にして四つん這いにさせた。おまんは珍しいこともあるものだと思った。梅太郎はいつも正面から乗っかってくるのだ。昼間、使いの帰りに稲荷神社で後ろから卓二にやられたばかりだったので、(今日、おれは犬みでな日だな)と思った。まだ膣内に卓二の精液が少し残っている筈だが、梅太郎はおまんのおまんこを舐めたりしないので、バレる心配はない。

いつもすぐ摩羅をぶち込んで来る主人がもたもたしているので、おまんは不思議に思った。酔っているのか?いや、息は酒臭くなかった。梅太郎の摩羅がおまんの肛門を突つく。
「旦那様、いまっと(もっと)下でがんす」とおまん。
「分ってるだ」と梅太郎。なおも肛門に摩羅を押し付けて来る。
「えっだえ(痛い)。そごは“けづめど”(尻の穴)だっす。いまっと(もっと)下狙ってけらっしゃい!」おまんが声を荒げる。
「今日はおめの“けづめど”でやりてえだ」
「えーっ?」
梅太郎は遊び仲間から肛門性交について話を聞かされたのだ。ぺっちょよりきつくて気持がいいという話だった。梅太郎は既にきつくて気持のいい12歳のおまんこを二つも自由にしていたのだが、12歳の肛門ならもっときつくていいのではないか?と考えたのだ。
おまんは実の兄・宗治に肛門を犯されそうになったことがあった。からくも逃げ出して難を免れたのだが、その時が兄と父を見た最後であった。うんこが出るところへ摩羅を突っ込むなどということは信じられないほど異常だったし、第一痛い。大人の摩羅を入れられたら肛門が裂けてしまいかねない。絶対に受け入れられなかった。
「旦那様、そごはやんだくて(嫌で)がんす。ぺっちょにしてけらっしゃい!」おまんが必死で頼む。
「おまん、一回(いっけえ)だげでええ。やらせろ!」梅太郎がぐりぐり錐(キリ)のように摩羅を肛門に捩じ込もうとする。
「駄目でがんす!やめで!やめでけらっしゃい!」おまんが懸命に尻を振って、梅太郎の摩羅を逸らそうとする。
「こら!ちょど(じっと)してろ!」梅太郎がおまんの腰をがっきと抑える。

冗談ではない。おまんは必死で逃げる方法を考えた。兄の時は豪快な屁をひってイタチのように逃げたのだが、あれは質素な大根飯を食べていた頃だったから可能だったのだ。多賀屋では麦飯にお菜という普通の食事だから屁は溜まらなかった。
「旦那様!おれ村さ帰(けえ)して貰うっす!」とおまん。
「なに?おめは村さ帰(けえ)んの嫌がってだでねが?」
「“けづめど”犯られるぐれなら村の方がええっす!」
「すぐ済む。やらせろ」梅太郎がしつこく摩羅を押し付ける。
「いっでえ(痛い)っ!旦那様、やめでくんねば、おれ何すっか分(わが)んねど!」おまんが警告する。
「何するつうだ?」梅太郎は小娘を侮って、肛門攻略を諦めない。
「こうすっだ」おまんは馬のように片足を上げて、梅太郎の金玉を蹴った。
「イデデデっ!」今度は梅太郎が痛がる番だった。
畳の上で七転八倒する梅太郎を見捨て、おまんは着物をかき集めてすたこら逃げ出した。

しばらくして金玉の痛みが引くと、梅太郎は娘・多代の部屋へ向かった。普通のおまんこだと思った多代は素直に裸になり、四つん這いになった。しかし、父親の狙いが肛門だと知ると、「大声を出す!」と脅して嫌がった。娘との近親相姦が奉公人たちに知られたら大醜聞だから、梅太郎はすごすごと引き上げた。金玉を蹴られずに済んだのがめっけものだった。

梅太郎は12歳の肛門は諦めるしかないと思った。で、女房・志乃の寝室に忍び込んだ。
「あら、あんた!」志乃は驚いたが、種付け作業なら拒むわけにはいかない。裸になり、四つん這いにもなったが、夫が肛門を突つき出すと、断固抗議した。そこでは妊娠しないと指摘し、そんな異常なことをする気なら郷里(さと)へ帰して貰うとまで云った。第二子が出来るまでは志乃を手放すわけにはいかないので、梅太郎は尻尾を巻いて退散した。

梅太郎の最後の希望は母親・松だった。56歳の肛門がきついとは思えないので、やらしてくれるのではないかと思った。松は久し振りの息子の夜這いを喜んだ。息子が嫁・志乃と子作りに励むようになってから、すっかり御無沙汰だったからだ。松は息子の指示で四つん這いにさせられた。
「おめ、そごはお門違(ちげ)えだ。いまっと(もっと)下だ!」と松。
「おっ母さん。今日はこっちゃの穴ぽこでやってみねが?」と梅太郎。
「おめ、母親を近親相姦さ巻き込んだだげでは足りねぐて、へづげだな(そんな下らない)犬もやんねようなごどさせる気か?」
「気持(きもぢ)ええって聞いただ。やってみべ、な?」
「やだ。大事な息子の息子ば糞まみれにするなんて真似、おれには出来(でぎ)ね」
「そげなごど云わねで」
「どすてもやりでつなら、女郎とやればええでねが」と松。
「おれの大事な息子ば女郎の糞まみれにしたぐねえだ。おっ母さんのならええげんと」と梅太郎。
「ふん、うめえごど云って」
「嘘でねえだぞ」梅太郎は母親の肛門に口をつけてぺろぺろ舐める。
「ひーっ!おめ、何すっだ。“けづめど”(尻の穴)舐めるなんて!」松が呆れる。
「おっ母さんの身体に汚ねえとごなんぞねえっす」梅太郎が舐め続ける。
そこまで云われれば松も悪い気はしなかった。母親は自分が生んだ子供に甘いから、本心は子供の願いを叶えてやりたいのだ。息子の大きな一物で肛門がどうなるか心配だが、もういつお迎えが来てもいい歳でもあるので、長年月の障害になるわけではない。松は抵抗をやめた。

「梅、んだらべちゃべちゃ“けづめど”舐めで、いまっと(もっと)濡らすだ。そごはぺっちょみでに濡れねがらな」と松。
「わがた」梅太郎が56歳の母親の肛門を舐める。唾を塗りたくる。
「ゆっくりだじぇ。無理すんでね。おれの云う通りすっだ。わがたが?」
「わがた」
「んだら、やれ」松が深呼吸し尻の筋肉を緩める。
梅太郎は摩羅を母親の肛門にあてがい、腰を押す。少し入った。
「ずねんーっと(ゆっくり)だじぇ。ずねんーっと」
梅太郎は母親の腰を両手で抱え、ゆっくり摩羅を肛門に押し付ける。大量の唾に濡れた亀頭が少しずつ肛門にめり込んで行く。梅太郎の額に汗が滲む。
「ううう!いでえ(痛い)!」松は肛門が裂けそうな痛みに呻く。
「大丈夫(でえじょぶ)が、おっ母さん?」梅太郎が案じる。
「そごでちょっと待で。痛(いだ)みが引くまで」
四つん這いになった56歳の母と、その肛門に勃起した摩羅を挿入した息子が銅像のように静止する。
「ええべ。続げろ」と松。
梅太郎が両手で母の肛門を開くようにしながら、ぐぐっと摩羅を押す。ぬるっと入った。
「入(へえ)った!おっ母さん、入(へえ)った!」梅太郎が狂喜する。
「動ぐでね、梅!まぁんだいでえ(まだ痛い)」と松。
梅太郎の勃起した摩羅は、きつい肛門に絞られて充血し、なおさら太くなる。早く動かしてみたい。しかし、母親の痛みが引くまで待たねばならない。梅太郎はじりじりした。
「いいべ。乱暴にすんでねえど!」
「へえ、おっ母さん」

人間の身体とはよく出来たもので、便意を催さない限り、大便は肛門付近には下りて来ておらず、大腸内で待機している。そうでなかったら、くしゃみしても大笑いしても大便が漏れてしまうので、この世の中は非常に臭くなる筈だ。だから、松が心配したように息子の息子が糞まみれになるということはないのである。

梅太郎が摩羅を動かす。おまんこと違って愛液が湧き出ないので、ぬるぬるはしない。きついのはきついが、やはり12歳のおまんこの方がいい。しかし、ここまで来たら最後までやるだけだ。梅太郎は母親の身体の前に手を廻し、母の陰核をいじくる。
「あはーん!」松が感じる。
梅太郎が腰を動かす。二人の汗でぴたんぴたんと音がする。
「ううう」松が呻く。
梅太郎が陰核を押したり撫でたりする。
「おおおお!」松がよがる。
梅太郎は空いている方の手で母親の乳房を弄くる。
「あうううう!」松は痛みに耐えながら息子に肛門性交を許した自らの母性愛に酔っていた。
梅太郎は陰核刺激だけでなく、膣に指二本を入れて抜き差しを始める。
「むぐううっ!」尻とおまんこ二つの穴を息子に塞がれて、松は舞い上がる。
「おっ母さん!」と梅太郎。
「梅!」と松。
梅太郎は腰と指の動きを急速にした。
「わぐわーっ!」痛みと快感を綯い交ぜにして松がイった。
「ぐむむむう!」梅太郎は老いた母の肛門で摩羅を締め付けられながら、母の腸内に精液を放った。

主人の金玉を蹴ったおまんは、女中部屋で布団をかぶって震えていた。すぐにでも梅太郎がどすどすと床を踏み鳴らしてやって来ておまんの尻を蹴飛ばし、「馘だ、出てげ!」と怒鳴られるだろうと思っていた。しかし梅太郎は来ず、いつしかおまんは寝入ってしまった。翌朝、おまんは台所仕事をしながらも、いつ梅太郎が来て頭をゴツン!とされるか戦々恐々だった。おまんが知らない実際のところはこうだった。梅太郎としてはおまんを懲らしめたいところだったが、罰を与える正当な理由がなかった。書斎で金玉を蹴られたなどと公にすれば、奉公人(それもたった12歳の女の子)に手を出したことが明るみに出てしまう。怒ることは出来なかったのだ。




前頁目次次頁


Copyright © 2012 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net