[banner]

35. 男先生

多代が勉強に行く日は水曜日と決まった。次の水曜の夜、多代はおまんを供に連れて出掛けた。最初の40分は男先生の算数であった。茶の間が勉強の場となり、他に部屋はないので女先生とおまんは夫婦の寝室でおしゃべり。

未成熟な女の子が好きになってしまった男先生は、おまんと同じ12歳の美しい多代と二人きりの授業で、教えるよりも多代の顔や身体つきを観察し、ごくりごくりと生唾を飲むのに忙しかった。
「多代くんは12歳だそうだけど、大人っぽい顔立ちだね」
「ほんてんでがんすか?」大人に見られて喜ぶ多代。
「ああ、おまんちゃんと較べると大違いだね」
「わだし、三ヶ月年上ですから」多代が必死で東京弁を真似する。
「そうなのか。もう生理あるの?」と男先生。単刀直入である。
「生理って何でがんす?」
「あ、まだなのね、よかった」何がよかったなのか多代には分らない。
「せんせ、わだしに色んなこと教えてけらっしゃい」
「どういうこと?」と男先生。
「何でも」と多代。
「多代くん、お習字好き?」
「へだ(下手)ですげんと、好きでっす」
「そーお?じゃ、今日は算数やめてお習字にしようか?」
「ええっす」算数の嫌いな多代はパチパチ!と拍手した。

なぜ男先生がお習字を持ち出したか?理由は簡単である。筆法を教えると称して、公然と生徒の手に触(さわ)れる。また。そのためには生徒の背後から密着せざるを得ない。男先生は女子児童の身体に触れたくてたまらないので、算数や理科の授業などしたくなかったのだ。男先生は硯や墨、筆、半紙などを取り出し、ちゃぶ台の上に並べた。
「あ、多代くんね、そういう風に墨をすっちゃいけない。こういう風だ」男先生は多代の背後から密着し、左手で多代の左肩を押さえ、右手を多代の小さい手の上にかぶせた。そして、多代の美しく長い髪に顔を埋(うず)め、思い切り幼い女の子の青く甘い体臭を嗅いだ。青い未成熟な女の匂いである。男先生は興奮した。多代の頬に自分の頬を押し付けた。多代の着物の脇から手を忍び込ませ、多代の平らな裸の胸を触ろうとした。
「せんせーっ!」多代がびっくりする。
「多代くんっ」先生もびっくりした。平らだと思っていた多代の胸が僅かに隆起していたからだ。「きみのおっぱい、出てる!」
「んだっす!」多代が誇らしい顔をする。「ちびっとだげんと」
「ははあ!」男先生が興奮する。これまでおもちゃにした女子児童は10歳から12歳(おまん)で、みな胸は平らだった。隆起し始めたおっぱいは多代が初めてだった。胸全体は平らだが乳暈の部分だけが出っ張っている。それが一人前にふにゃふにゃしている。(こうやって膨らんで来るのか!)男先生は多代を裸にして、この目でその発展途上のおっぱいを見たかった。しかし、いくら何でも家庭教師の初日である。裸にするわけにはいかない。黙っておっぱいを触らせてくれるところを見ると、今後に期待出来そうだ。男先生は逸る心を抑えた。

男先生は指で乳首をいじくりながら、後ろから多代の髪をかき分け、露出した首筋を舐める。
「ひゃあ!」多代が低く悲鳴を挙げる。
男先生は首の皮膚を吸うと痕がついて親に絶対ばれるので、舐めるだけに留める。男先生の舌はぺろぺろぺろぺろと移動し、顎から頬、頬から唇へと這い上がる。二人の唇が触れ合った時、多代はびくっと息を飲んだ。男先生は多代の反応次第で、先へ進むも戻るも臨機応変の構えであったが、突き飛ばされも叫ばれもしなかったので、成り行きのまま多代に接吻してしまった。
「うぶぶ」口を塞がれた多代が何か云う。
そのチャンスに男先生は多代の口内に舌を潜り込ませ、12歳の女子生徒と舌を絡ませる。
「ぶがが」多代が横向きに大きく目を見開いて先生を見つめる。先生がこんなことをするとは!これが家庭教師というものなのか!学校とは大違いである。勉強は嫌いなのだが、家庭教師との時間は楽しそうだと多代は思った。

そこへ足音が近づいて来た。
「あなた、時間ですよ」襖の蔭から女先生の声。
「一寸待てよ。いまいいとこなんだから」と男先生。
多代は男先生の手を逃れ、バッと少し離れて座った。
「入りますよ」女先生が襖を開ける。女先生の鋭い眼光が二人の挙動と表情を窺う。(怪しい)
「じゃ、多代くん、続きはまた来週だ」男先生が硯や筆、半紙などをかき集める。
「算数じゃなかったの?お習字だったの?」
「ああ、色々教えてほしいと云われたんでね」
「でも、何も書いてないじゃない!」
「今日は墨のすり方を教えたんだ。姿勢とか、集中心とか」
「へえ?来週は算数にしないと駄目よ。多代さんの成績上がらないと馘んなっちゃうから」
「はいはい」男先生が立ち上がる。
「多代さん、今度は国語の時間よ」入れ替わりに女先生が座る。

男先生が寝室へやって来ると、おまんが手持ち無沙汰で、座ったままこっくりこっくり舟を漕いでいた。男先生の情欲が多代相手に燃え上がっていたところに、同じ12歳の、一度おまんこしたことのある少女の可愛い姿を見たため、摩羅はびんびんにおっ立った。男先生はたまらずおまんに飛びかかって布団の上に押し倒した。
「ひえーっ!」おまんが叫ぶ。
「おまんちゃん、またやろう!」男先生がおまんの着物の帯を解こうとする。
「いげねっす、しぇんしぇ(先生)、やめでけらっしゃい!」おまんが抵抗する。
「何云ってるんだ。ぼくらは仲良しじゃないか!」男先生が暴れるおまんを押さえようとする。
「もうやんねっす。おれ、卓どん以外とはやりだぐねっす!」とおまん。
「何だって?」
「ほかの男(おどご)の人とはやんねっす」おまんが宣言する。
「そんな、冷たいこと云わないで。先生ともやろ。ね?」男先生が勃起した摩羅を撫でながらおろおろする。
「駄目っす!」
「おまんちゃん、こうしよう…」男先生が何か提案しようとする。
「駄目っす!」
「まだ何も云ってないじゃないか!あのさ、やらしてくれれば、君にもこっちで勉強教える。それでどう?」
「ほんてんでがんすか?」おまんの顔がぱっと明るくなる。
「ああ」
「女しぇんしぇ(先生)も教えてくれるっすか?」
「ああ、卓どんが女先生とやってくれれば…ね」
おまんは立ち上がった。自から帯を解き、着物を脱ぎ出す。ちゃんとした先生から無料で特別教育が得られるのだ。卓二にもいいことだ。この好機を逃す手はなかった。

「はい、よく出来ました。次は『春が来た』」女先生が多代に書き取りを教えている。
「『春が来た』?」多代が確認する。
「そうそう。『春』はそれでいいわ。あ、方角の『北』じゃなく、『行く』『来る』の『来た』よ」
「書けねっす」
「じゃ教えるわ。『来た』はねえ…」
そこへ寝室の方角から「むむむ!」という声が聞こえた。
「何でがんす?」と多代。
「さあねえ。気にしないでお勉強しましょ」と女先生。
「おまんが急病んなったべか?」
「さっきはぴんぴんしてたわよ。さ、お勉強!」
そこへ「あはーん!」と云う声。
「あれだば、おまんのよがり声だっす!まさが男先生とおまんが…?」多代は口に両手を当てて驚く。
「放っておきましょ」と女先生。
「冗談でねっす!」多代は立ち上がると、ばたばたと寝室へ向かおうとする。
「駄目よ!」女先生が多代の脚にタックルしようとしたが、空振りした。

多代はガラリと寝室の襖を開けた。素っ裸のおまんが、やはり裸の男先生に組み敷かれ、がっぷりとおまんこされていた。
「おまん!、しぇんしぇ(先生)っ!」多代が叫ぶ。多代の目はおまんの股ぐらを出たり入ったりしている男先生の肉棒に吸い寄せられる。
「お多代さま…!」おまんがもぞもぞするが、逃げも隠れも出来ない。
「多代くん。これは性教育だ。君も受けたいかね?」と男先生が平然と云う。
「ら、来週はあだしが受けるっす!」好色な多代が勢い込んで云う。祖母・松の乱交禁止令発布以来、久しくおまんこしていなかったからだ。
「その気なら今でもいいんだよ?」と男先生。
「駄目よ!」いつのまにか来ていた女先生が云う。「来週、卓どんをお供に連れて来て。そしたら、いいわ」
「しぇんしぇ(先生)?」多代が女先生を振り返る。「しぇんしぇも卓どんと?」
「ええ、仲良しよ」女先生が澄まして答えた。
多代は口をあんぐり開けて、その場にぺたんと座り込んだ。男先生が、おまんとのおまんこを再開した。




前頁目次次頁


Copyright © 2012 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net