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49. 代役

翌日の昼過ぎ、清蔵はおまんの部屋を訪れた。
「義兄(あん)つぁ、間違えでねえのが?お多代様んとごさ行きてえんだべ?」とおまん。
「んでね。卓どんは?」と清蔵。
「早ぐがら若奥様に呼ばれて行っただ」
「ふーん?おれ、おめ(お前)に相談があるだ」と清蔵。
「一体(いってえ)何だべ?」
清蔵が昨夜の一部始終を話す。
「えーっ?三回目も三擦り半?」おまんがたまげる。回数も凄いが、早さも凄い。
「恥ずがすい。こげなのを“早漏”つうそうだ」と清蔵。
「ふーん?若奥様欲求不満だべな。そんで家(うぢ)の人が呼ばれただな」
「おまん、おれはどだいしたらええんだ?教(おせ)えでけろ!」
「お多代様に嫌われだぐねえだべ?」おまんが清蔵の心を見透かす。
「何で分(わが)るだ?」清蔵が驚く。
「誰にでも分るだ。あだい(あんなに)ぼーっとなってお多代様ばり(ばかり)見でれば」
「頼む。どだいすれば長くやれるべ?」清蔵は必死である。
「若奥様が云いなすったみでに、慣れるしかあんめ」おまんが着物を脱ぎ出す。
「な、何すんだ?」清蔵が訝る。
「慣れるには、やりまくるしかねえだ」
「おめとが?おめはおれの義理の妹だど?」
「義理のお父(ど)さまと義理の娘でやってるだぞ。義兄(あん)つぁとおれがやって悪いが?」
「んだな。悪(わり)い理屈ねえな」清蔵も裸になる。
おまんは清蔵の半勃起状態の摩羅を見た。巨根と云うにはまだ早いが、卓二のよりも梅太郎のよりもでかい。

清蔵の目の前に12歳の未成熟な少女の身体がある。昨晩の成熟した豊満な志乃の肉体と打って変わって、大きな違いだ。
「おめ(お前)、きしぇ(綺麗)な身体してんな」と清蔵。
「ほうが(そうか)?」おまんは満更でもない。
「よぐ見ると、おめ(お前)、可愛いな」おまんを抱き寄せて、清蔵が云う。
「おれは卓どんの嫁で、おめ(お前)さんの義理の妹だ。口説いでも無駄だ」とおまん。
「あはは。口説がね。口説がねげんと、やらせでけろ」
二人は抱き合い、接吻した。接吻の仕方を学習済みの清蔵は、自分から舌をおまんの口に入れ、二人で舌を絡ませた。清蔵は義理の妹の身体を撫で廻す。背中や肩・腕は志乃のように脂が乗っておらず、まだ細い。胸は平らで、乳首がちょんちょんとついているだけ。
「お多代様は乳が出かかってるだ」とおまん。
「ほうが(そうか)?」と清蔵。
清蔵はおまんの尻に触る。ここは女らしくぷっくらと盛り上がっている。幼いだけに志乃の尻よりもすべすべの肌である。清蔵の手がおまんの股間に伸びる。陰毛の淫靡なじゃりじゃりはなく、すぐに盛り上がった割れ目に触れる。
「お多代ちゃん、毛はどだな(どんな)風だ?」おまんの割れ目を撫でながら、清蔵が聞く。
「まぁんだ生(へ)えてね」とおまん。

清蔵は松の配慮に感謝した。人生最初の性交相手に志乃を選んでくれたのは有り難かった。熟し切った女の身体を味わうことが出来たし、早漏を繰り返しても嫌味を云われることもなかった。あれが多代だったら一夜にして嫌われたかも知れない。
「義兄(あん)つぁ。おっぱい舐(ね)ぶってけろ」とおまん。
「おめ(お前)、おっぱいなんぞ無(ね)えでねえが」と清蔵。
「ちゃんとあるべ」おまんが平らな胸を突き出す。
「こいづは乳首つうだ。おっぱいは盛り上がってるもんだべ」
「なんでもええ。舐(ね)ぶってけろ」
「こだなもん、舐ぶって気持(きもぢ)ええのが?」
「こだなもん?ひとのおっぱい馬鹿にすっど、協力すねど」おまんが脅す。
「がった、がった(分った、分った)。舐(ね)ぶるだ」清蔵は自分のとあまり変わらない乳首を舐める。
「指で弄ってけろ」とおまん。
清蔵はもう一方の乳首を弄くる。
「ううう」おまんが気持良さそうなくすぐったそうな声を出す。おまんも清蔵の乳首を探り当て、指先で擦るように弾く。
清蔵は驚いた。自分の乳首など弄ったこともなかったが、何やら切ない快感がある。盛り上がってなくても、刺激すれば感じるのだ。

「おまん。ぺっちょ見せてけろ」と清蔵。
「ぺっちょは見るもんでねえ、やるもんだ」とおまん。
「んでも見てえだ。見せてけろ」
「何でおどご(男)はこうぺっちょ見たがるんだべ。おもしゃい(面白い)もんでもねえのに…」仕方なくおまんが畳の上に仰向けに寝る。股を開き、膝を折っておまんこを上向きにする。
清蔵はおまんの両脚の間に屈み込み、じっくりとおまんのおまんこを観賞した。 「身体もきしぇ(綺麗)だげんと、おめ(お前)のぺっちょもきしぇだなあ」清蔵が賛嘆する。
「ほんてんか?」女は自分の身体のどこを誉められても喜ぶ。おまんが笑みを浮かべる。
「ああ。若奥様のは茶色っぽがったげんと、おめ(お前)のは肌色のまんまだ」
「おれ、まぁんだ12だがんな。若奥様は30越えてるだから」
「お多代ちゃんのぺっちょはもっときしぇだべな?」と清蔵。
「なして?どういう意味だ?」
「お多代ちゃんは顔も別嬪ださげ、ぺっちょもきしぇだべ」
「顔とぺっちょは関係ねえ!」おまんがむっとする。
「ほうが(そうか)?」
「どうせ、おれはブスだ。もう義兄(あん)つぁに協力すねえ!」おまんが着物に手を伸ばす。
「ま、待て!おれ、おめ(お前)のぺっちょ好きだ!」清蔵が慌てる。
「もう遅(おせ)え!」おまんが起き上がろうとする。
「悪(わり)がった。機嫌直してけろ。頼むだ」
「…」おまんはまだ膨れ面しているが、立ち上がりはしない。
「おめのぺっちょ舐(ね)ぶってやるがら堪忍してけろ」清蔵が必死で云う。
おまんは横目で清蔵を睨む。その目つきが次第に柔らかくなり、口元に笑みが浮かぶ。おまんは掴んでいた着物から手を離し、股を開いた。

清蔵はまたおまんの股ぐらに入り込み、おまんこを開いた。割れ目を横に引っ張り、濡れたびらびらを剥き出しにする。先ず、大きくおまんこ全体を舐め廻す。下から上へ犬のようにべろべろんと舐める。
「あはーん!」おまんがよがる。
清蔵は局部的に集中して舐めてみた。おまんが「ううう」と呻くところと「ああああ」と呻くところがある。「ああああ」の場所に集中してみる。
「あはーん!ああーんっ!」おまんが身をよじってよがる。
清蔵は“ああーんっ!領域”を舐めながら、おまんの膣口に指を突っ込む。そこはびとびとに濡れている。清蔵は指を二本にして、おまんの体内を掻き回す。
「わーんっ!」おまんが身体を硬直させ、ややあって弛緩させる。ぜいぜいと呼吸している。
清蔵はよく分らなかったが、どうやら女を気持良くさせるコツを発見したような気がした。清蔵はただ舐めるだけでなく、“ああーんっ!”の場所を舌で弾いたり、ぐーっと押したりする。
「おおおーっ!」おまんが身体を反り返らせて悦楽に苦悶する。
清蔵は舌と指の動きを急速にしてみた。
「うああああーっ!」おまんが呻いて口をぱくぱくさせ、そのままぐったりとなってしまった。

おまんのよがり声を聞いて、清蔵の摩羅は完全に勃起していた。清蔵はおまんの股の間に膝をつき、おまんこから漏れ出て来る愛液で亀頭を濡らし、一物の狙いをおまんの膣口に定めた。ぐいっと腰を押す。おまんの身体が上に逃げる。清蔵はおまんこを逃がしてなるかとおまんの両脇の下に手を差し込み、手先で肩を抱えておまんの身体を固定する。また腰を押す。今度はおまんの身体は動かない。しかし、清蔵の摩羅は狙いを逸れてしまって、おまんの体内に入らない。何度かぐいぐい押した後、やっと亀頭先端が膣口を探り当てた。自分の身体への激しい攻撃を感じて、おまんが我に返った。
「何してんだ、義兄(あん)つぁ?」とおまん。
「全然入らねえ。おめの穴、小さ過ぎねえか?」と清蔵。
「義兄(あん)つぁのがでか過ぎんだ」おまんが両手でおまんこをぎゅーっと左右に引っ張る。
清蔵の亀頭がおまんの身体にめり込み始める。清蔵が興奮する。清蔵の摩羅がおまんの肉襞を押し分けて入って行く。おまんは目を閉じて、おまんこに野球のバットを押し込まれるような恐怖に耐えている。ついに清蔵の摩羅がおまんの身体に収まった。
「おめ(お前)の、えれえきついぺっちょだな」と清蔵。
「若奥様みでにわらし(子供)生んでねえがらな」とおまん。
「大奥様は何人生んだだ?」
「三人だ。旦那さまの後、女ばり(ばかり)二人」
「んだら、ぺっちょはゆるこい(緩い)のが?」
「ししゃね(知らね)。自分でやってみだらいいべ」とおまん。
「んだな。その娘さんらはどごにいるだ?」
「二人ともどっかに嫁に行ってるつう話だ」
「おまん」と清蔵。「おれ若奥様とやった時は、すごぐ緊張してだ。おめは義妹(いもど)だし、全然緊張してね。今度はうまぐ行ぐがもな」
「そらええ。やってけろ、義兄(あん)つぁ。べっかい(もう一回)イがせでけろ」
「うん!」

清蔵は自信を持って摩羅の前後運動を始めた。しかし、摩羅とおまんこがあまりにも密着し過ぎており、前後運動はおまんの身体を上下させるだけだった。全然気持良くない。清蔵は、またもやおまんの両脇に手を差し込み、下から肩を押さえておまんの身体を固定せざるを得なかった。そうして、おまんの身体を突き上げた。清蔵の脳髄に戦慄が走る。
「おお、ええ気持(きもぢ)!」と清蔵。
「おれもだ、義兄(あん)つぁ!」とおまん。
清蔵が連続して腰を動かし、もっと悦楽を愉しもうとしたその時、摩羅の付け根にお馴染みのぞくぞくっという戦慄が走った。
「あああーっ!」またもや三擦り半であった。




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