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53. わが師の恩

翌朝、清蔵は多代とおまんこしたかったのだが、多代には学校がある。朝食後、清蔵はおまんを自室に呼んだ。
「おまん。おめには世話になっただ。礼を云わしてけろ」と清蔵。
「?」おまんには何のことか分らない。早漏がそう急に治るとは思えなかったからだ。
清蔵は松との性交について話した。
「あじゃーっ!ほんて?」おまんがぴょんぴょん小躍りして喜んだ。
「おめ(お前)と男先生のおかげだ。おしょうしな(ありがとう)」清蔵がおまんの身体を抱き締める。
「んだば、こんにゃ(今夜)お多代様とやるだな?いがったな、義兄(あん)つぁ!」
「おまん。おれ、まぁんだ完全に自信持でだつわげではねえ。お多代ちゃんとやる前(めえ)に、いま一回試してえだ」
「おれとが?おればイがしてくれんのが?朝っぱらがら凄えな」おまんが着物を脱ぎ出す。清蔵も着物を脱ぐ。
清蔵は義妹(いもうと)でもあり、早漏治療の恩人でもあるおまんの身体を優しく撫で廻す。
「義兄(あん)つぁ、ええ気持(きもぢ)だ」とおまん。
「おまん。おめ、めんこいな。おれ、ええ義妹(いもうと)持って幸せだ」と清蔵。
「やってけろ、義兄(あん)つぁ!」おまんが布団の上に寝て、股を広げて誘う。
清蔵はおまんの身体に覆いかぶさり、接吻する。勃起した摩羅でおまんこ一帯を突つく。亀頭が時々陰核に触れる。
「ああ、いいっ!」とおまん。

清蔵はおまんの顔を犬のようにぺろぺろ舐める。頬、瞼、顎、鼻、耳、首すじ。
「あああ、義兄(あん)つぁ!」おまんが義兄の情愛にうっとりする。どどっと愛液が噴出した。「入れでけろ!」
清蔵は12歳のきついおまんこに摩羅を捩じ込む。
「おおーん!」おまんが満足の叫びを挙げる。
清蔵は松との経験を活かし、腰を突く動きではなく回転させることと押し付けることに集中した。
「うぐぐ」おまんが快楽に悶え、大きく胸を上下させている。清蔵が平らな胸の乳首を舐める。「あはーん!」おまんがよがる。
清蔵はまだ恥骨による陰核攻撃を止めない。執拗な律動がおまんの快感を盛り上げて行く。
「おーっ、あうーっ!」おまんが口を開け、身体を弓なりに反らせてよがる。
清蔵はおまんの表情と息づかいによって、もう天国行きが近いことを悟る。少しずつ、摩羅を突く運動を交える。腰のねじりで陰核を刺激し、突きによって膣内を刺激する。清蔵はおまんに接吻し、舌を交えながら腰を動かす。次第に速度を早めて行く。
「ぶぐう、ぶぐぐーっ!」口を塞がれているおまんが呻く。
清蔵が腰の回転と突きを急速にする。
「ぶぐわーっ!」おまんがイった。
清蔵は二人目の女を昇天させ、余裕を持ってどぴゅんぴゅーんと射精した。

多代の下校を待ちかねた清蔵は、昼食後志乃の部屋を訪れた。志乃は以前のおどおどした16歳の少年と打って変わって、男として獲物の自分を見つめる清蔵の眼差しに驚いた。蛹から蝶が脱皮するように、清蔵は本当の男になったのだ。
「若奥様。試してけらっしゃい」と清蔵。
志乃は黙って着物を脱いだ。清蔵の挑戦的な視線を跳ね返す志乃の目に、淫乱な煌めきが瞬いた。

下校した多代をお琴の先生が待っていた。稽古が終わるとすぐ夕食だった。夕食を済ませた多代は風呂に入った。普通は夕食前に入浴するのだが、お琴の稽古の日だけは例外であった。多賀屋の家族が夕食をとっている間に、女中たちが家族のそれぞれの部屋の布団を延べる。

風呂から上がった多代が部屋に戻ると、布団がこんもりと盛り上がっていた。猫にしては大きいし、犬でもない。そもそも多賀屋では犬も猫も飼っていなかった。人間だ。
「誰?誰だ、おめえ!」気丈な多代が叫び、布団を引っ剥がした。
16歳の巨根をおっ立てた清蔵が真っ裸で横たわっていた。
「清どん!おめさん、したら…?」と多代。
清蔵が大きく頷く。多代は浴衣を脱ぎ捨てて全裸になった。清蔵は半身を起して多代の裸身に見蕩れた。
「きしぇ(綺麗)だ。真っ白だな。まつぽい(眩しい)ぐれえだ」思わず清蔵が独りごちた。
「ほんて?顔はよぐ云われっけど、身体もええが?」多代がやって来て清蔵の傍に座る。
「ああ。顔も、身体もきしぇ(綺麗)だ」清蔵はこの綺麗な娘とやれる幸運に感謝した。
「清さんに気に入って貰えで嬉すいだ」と多代。
清蔵は多代の出かかったおっぱいを微笑みながら見つめた。
「めんこいおっぱいでねが。これが若奥様みでになるだな」と清蔵。
「あだい(あんなに)でがぐなるべが?」多代が首を曲げて自分の胸を見下ろす。
「おれが毎日(めえにぢ)めんこがれば、直にでがぐなるべ」清蔵が多代の乳首に吸い付き舐める。
「うふーん」清蔵の髪を撫でながら、多代がこそばゆそうな顔をする。
「お多代ちゃんのぺっちょ見せでけろ」と清蔵。
「やんだ(嫌だ)」と多代。
「なして?」清蔵が当惑する。多代は喜んで見せてくれると思っていた。
「見せるだけではつまらねえ」多代がじっと清蔵を見つめる。
「見せでくれたら舐(ね)ぶってやる」
多代の顔がパッと明るくなった。
「ほんて?んだら見せでやる」多代が立ち上がり、股を開いて立った。まるで女王様が僕(しもべ)におまんこを舐めさせる体勢だ。多代は、男たちが異常におまんこに関心があり、尊い仏像でも拝観するように見たがるのを知っていた。おまんこを見せるか見せないかを決めるのは女の特権なのだ。

清蔵はにじりよって多代のおまんこと対面した。割れ目の中の色や構造はどんな女も似ているのかも知れないが、割れ目の外観は個性的だった。陰毛の有無と色が違う。割れ目の色が違う。小陰唇が割れ目の外にハミ出しているかどうかが違う。松や志乃のおまんこは小陰唇が割れ目の外に飛び出していた。志乃の割れ目は薄茶色を呈していたし、松のなどは黒ずんでいた。おまんのは小陰唇は出ておらず肌色のままであった。多代のおまんこはぷっくらと膨れ、谷間が深く切れ込んでいた。まるで幼女のおまんこのようだった。清蔵は多代の割れ目を開いた。蛤状の粘膜は綺麗な薄桃色だった。さらにおまんこを開くと、ぽっかりと膣口が開いた。濡れた襞々が身体の奥へ続いている。
「見るのはもうええんでねが?」多代が急かす。早く舐めて貰いたいのだ。
清蔵は立ったままの多代の股ぐらに顔を突っ込み、開いたおまんこのびらびらを舐め出す。
「ううーん!」多代が呻く。
清蔵は多代の陰核をべろべろぺちゃぺちゃべろんべろんと舐め廻す。
「あはーっ!気持(きもぢ)ええーっ!」多代が盛大に反応する。
膣口を探っていた清蔵の指に愛液のぬめり気が感じられた。清蔵は指を二本を多代の膣に滑り込ませ、恥丘裏の急所(Gスポット)を攻める。
「わーっ!」多代は身体をぐらつかせ、立っていられなくなった。
清蔵は多代を仰向けに布団に寝せ、その身体の上に覆いかぶさった。

清蔵は、両膝と片肘で身体を浮かしつつ多代に接吻した。上では多代と舌を絡め、下では片手で勃起した摩羅を押し下げ、亀頭におまんこから漏れ出て来る愛液をなすりつける。そして、多代の膣口に亀頭先端をあてがった。もう、穴がどこにあるかなど迷うことはなかった。たった数日の間に、清蔵の性技はかなり進歩していた。目を閉じた多代は、自分の膣口を擦る亀頭の動きに集中している。清蔵はその多代の顔をうっとりと見つめていた。(何の苦労もなく、こんな綺麗な娘とやれるなんて夢みたいだ!)おまんで12歳のきついおまんこを経験済みだった清蔵は、初めから多代の肩に手を廻し、多代の身体が上に逃げないように押さえた。亀頭を捩じ込む。中々入らない。摩羅を押し下げる方向で突く。亀頭が埋め込まれた。後は一本道だ。ぐりぐりぐりぐりと摩羅を多代のおまんこに突き立てる。摩羅が少しずつめり込んで行く。
「ううーっ!」多代が満足の呻き声を挙げる。
多代の両肩を手で抱え込み、清蔵はぐいぐいと摩羅を押し込む。清蔵の16歳の巨根はずぶずぶと多代の体内に納まった。
二人はしばし一体となった喜びを味わっていた。好色的興味の対象ではなく、お互いに一目惚れし合った仲である。やりたいのに、しばらく我慢した仲である。一体となれた喜びは大きかった。
「お多代ちゃん、おれ幸せだ。もう死んでもええ」と清蔵。
「清さん、おれもだ。おれもこのまま死にてえ」と多代。
二人は性交したまま、口を吸い合い、舌を舐め合った。
「清さん」と多代。「おれ、今までに何人かとぺっちょしたげんと、こんな気持(きもぢ)初めてだ」
「おれもおんなす(同じ)だ。こやって身体一つになって抱ぎあってるだけで、ええ気持(きもぢ)する」
「がった(分った)!おれだぢが惚れ合ってるがらだべ!」と多代。
「えっ?」と清蔵。
「他(ほが)の男衆(し)はただのぺっちょの相手だ。惚れた腫れたではねえ。んださげ、おれはぺっちょしたら天国さ行ぐごどしか考えねえ」
「ふーん?」
「けんど、清さんはおれが惚れでる人だがら、そのでげえの突っ込まれてるだけで嬉すいだ」
「んだな!おれも突っ込んでるだけで満足してるだ」
「清さん、おれだぢは神様が決めた相手だかす(知)んねど」
清蔵は落雷を受けたようにガビーン!となった。

多代が両脚を清蔵の尻に巻き付け、二人はより深く密着して交わった。清蔵はまだ多代の脇の下に差し込んだ両手で両肩を抱えている。清蔵が腰の右旋・左旋を始める。
「あはーっ」多代が大きく溜め息をつく。
清蔵は腰のぐりぐり回転の合間に、多代の恥骨にこちらの恥骨を押し付ける圧迫運動を交えた。
「むあーっ!」多代がよがる。
清蔵は、静かな回転・圧迫運動に、時折摩羅の前後運動を加えた。全ては穏やかな動きである。その静かな反復運動が多代の興奮をどんどん高めて行く。反面、間欠的な摩羅の前後運動によって清蔵の性感はまだ高まっておらず、射精衝動はずっと先のことである。清蔵は余裕綽々だった。静かに交わっているだけで幸福だった多代であったが、陰核を刺激されては興奮せざるを得ず、多代の身体が貪欲に絶頂への階段を登りつめたがるのは当然だった。
「あうーあうあうあああ」多代が呻く。多代の性器が後から後から愛液を噴出する。
清蔵はそれとは分らぬ程度に全ての運動を早めて行く。
「むーっあむーっぬあーっ」多代が身をくねらせて快感に悶える。
清蔵の摩羅の前後運動がより早く、より深くなる。
「おおおーっ!いい、いいーっ!」多代がよがる。
清蔵は腰のぐりぐり廻しを激しくする。二人の恥骨が激しく擦れ合う。
「あーんっ!あはーんっ!」多代は清蔵の背中に深く爪を立てる。
清蔵は奔馬のように腰を動かし、多代のおまんこに摩羅を突き立てる。
「あーっ、死ぬーっ!」死にたがっていた多代が死んだ。

多代の死を見届けた清蔵は、もういつ射精してもいい安堵感で、多代のおまんこが与えてくれる快感を味わっていた。「神様が決めた相手かも知れない」という多代の言葉が甦って来た。そう云った多代が愛(いと)しかった。多代の身体も愛しかった。清蔵は多代の美しい顔を見つめながら摩羅を動かしていた。

「清さん?」多代が生き返った。「おめさん、まぁんだイがねのが?」
「ああ。これがらだ」と清蔵。
「何擦り半になっただ、一体(いってえ)?」多代が呆れる。
「さあ?千擦り半ぐれだべ」清蔵が笑う。
「凄(すげ)え!」多代が清蔵の身体に再度手足を巻きつける。
清蔵もまた多代の陰核を刺激する。腰を正転・逆転させ、ぐっと圧迫する。
「あはーん!むううう!」多代が再びよがり出す。一度焼けた炭は火が点きやすいものだ。
清蔵は腰を激しく動かす。
「わあーんっ!」多代が清蔵の激情に反応してよがる。
清蔵の体内で精液の第一陣が発射準備を整えた。尿道に先遣隊(カウパー氏腺液)が到着した。清蔵は多代のおまんこを突き上げながら、息を荒げる。
多代は清蔵の射精が迫っていることを感じた。(自分の惚れた男が自分の体内に射精する!)その想念が多代の興奮をいや増す。
「ぬあーっ!」清蔵が狂ったように腰を動かし、どどどっぴゅーんぴゅーん!と射精した。
「むぐわーんっ!」多代も追いかけてイった。

男先生との約束通り、清蔵は先生たちの家にお礼参りに出向いた。ただし、おまんと一緒ではなく多代と共にであった。多代は、男先生が清蔵の早漏治療に尽力したことに感謝し、自ら志願して男先生に抱かれたのだった。男先生は久し振りの多代とのおまんこに狂喜し、清蔵の16歳の巨根でイかされた女先生も幸福感一杯で失神した。




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