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56. 強姦ごっこ

多賀屋は部屋数も多い広壮な屋敷だったが、最近家族や居候が増えたため手狭になって来た。幸い敷地はかなりあったので、家を増築することになり、急ピッチで工事が進められた。これが完成すると、まだ数組の家族、数人の男女が住み込めるようになり、何組かが入れ替わりおまんこする小部屋も出来る。さらに、家の一角に香盤表のようなものが設置された。板に多賀屋の全ての女性の名が横一列に並んでおり、その上に釘が打ってある。傍らに男性の名を記した名札が用意されていて、ある女性とやりたい男性は自分の名札でその女性の名を覆ってしまう。この掲示によって、いま誰が誰と同室であるか、どの女性が相手無しであるかが一目瞭然となった。性交が行なわれている最中の部屋に第三者が訪れて、お互いにばつの悪い思いをすることもなくなった。

ある日の夕刻、善夫の部屋に多代とおまんが訪れ、善夫の冒険談を聞いていた。
「したら、叔父さんは泥棒だったつごど?」と多代。
「んだ。最初は兵隊だったげんと、最後は泥棒だ」と善夫。
「叔父さん。女を攫ったりもしたのが?」と多代。
「そげなごどはすねがった」
「強姦は?」多代は色々なことを知っている。
「強姦はした」と善夫。
「ひえーっ!」と多代。
「強姦って何なんだ、一体(いってえ)?」とおまん。
「へな(女)がやんだがる(嫌がる)のに無理矢理ぺっちょするこった」と多代。
「なあんだ」さんざ男どもに身体をおもちゃにされて来たおまんにとって、強姦なぞ珍しくも何ともないことである。
「何人ぐれ強姦しただ?」と多代。
「さあな。350人ぐれがな?」と善夫。
「嘘だあ!」と多代。
「嘘でね。軍隊で20人ぐれ犯したし…」
「兵隊さんが強姦すんのがっ?」おまんがたまげる。
「んだ」善夫が平然と云う。「馬賊になってがらは一月に10人ぐれずつ犯(や)ったがら、三年で360人だべ。合わせると380人ぐれ強姦したつごどになるな」
「おれ、兵隊さんって立派な人がど思ってたげんと、ひでえもんなんだな」おまんが云う。

「おまんちゃん」と善夫。「人殺しはええごどが?」
「よぐね。当たり前(め)のこっだ」とおまん。
「戦争に行ぐつうのは人ば殺しに行ぐごどだぞ。人殺すのが当たり前(め)の時には強姦なんぞ問題にならねんだ」と善夫。「村の連中だって、いづ大砲の弾で死ぬが鉄砲の弾で死ぬが分(わが)らねんだ。兵隊も今日死ぬが明日死ぬが分(わが)んね。どっちゃの人間にも強姦なんぞ、大(てえ)したごどでねえんだ」
「んでも、へな(女)は喜んで犯(や)られるわげでねえだべ?」とおまん。
「嫌がったべな」と多代。
「んだ。みんな、嫌がって暴れるだ」と善夫。「鉄砲で脅さねえど、ちょんど(大人しく)すねえ」
「叔父さんは恐ろしい人なだな」とおまん。
「おまんちゃん」と善夫。「これはおれだげでねえ。兵隊はみんなやるだ。どごの国の兵隊もやるこった」
「ほんて?」と多代。
「ロシアとアメリカが日本ば属国にしてえと思ったとすべ。ロシア兵が酒田ば占拠すっと、お多代ちゃんもおまんちゃんもロシア兵に強姦されっだ」と善夫。「んで、アメリカが酒田のロシア陣地に総攻撃かげで酒田ば奪回したどする。こんだ、お多代ちゃんもおまんちゃんもアメリカ兵に強姦されんだぞ」
「そげなっ!」とおまん。
「おれ、舌噛んで死ぬ」と多代。
「つまり、戦争に人殺しと強姦は付き物だっつうごどだ」と善夫。
「戦争なんぞねえ方がええな」とおまん。

「兄(あん)つぁもおれも、最初は18とか20のめんこい娘ば犯してた」と善夫。「んでも、この娘らが日本人のぼんぼ(赤ん坊)孕んだらめじょけね(可哀想)なと、ふっと思っただ」
「父(てて)なし子さ生むなんて最悪だ」と多代。
「んだがら(だから)、兄(あん)つぁとおれは、妊娠の心配(しんぺえ)のねえ12歳ぐれえのへなこ(女の子)ばかり選ぶようにしただ」
「おれやおまんとおんなす(同じ)歳でねえがっ!」多代が驚く。
「んだ」
「わらし(子供)ば強姦するなんてひでえ!」とおまん。
「妊娠させるよりええだべした」と善夫。
「処女が多かっただべ?」と多代。
「んだ。痛がるのが玉に傷だっただ。きづいぺっちょで気持(きもぢ)えがったげんとな」
「めじょけね(可哀想)!」とおまん。
「おれ、やりだぐなってしまった。おめさんらのどっちゃか、やらせでけろ」と善夫。
「叔父さん!おれ、一回(いっけえ)強姦つうものされでみでえ。やってけらっしゃい」と多代。
「えーっ?」おまんが呆れる。「おれだば、やんだ(あたしは嫌だ)」
「お多代ちゃん。強姦なんて面白くねえ。普通にやるべ」と善夫。
「強姦がええ。強姦してけらっしゃい!」多代がねだる。
「強姦なんぞ真っ平だ。見だぐもね。おれ、部屋さ帰(けえ)るだ」おまんが出て行く。

「お多代ちゃん、やらせでけろ」善夫が多代に迫る。
「強姦ならええげんと、普通にやるのはつまらね」と多代。
「お多代ちゃん、本気で抵抗出来(でぎ)めえ」
「出来(でぎ)る。やってみべ」
「そごまで云うならお多代ちゃんば強姦するだ」優しい叔父さんの顔が、突如欲望を剥き出しにした満州馬賊の顔に変貌した。多代は戦慄した。
「叔父さん、そげなおっかね(恐い)顔すねえでけらっしゃい!」と多代。
「叔父も姪もねえ!やらせろ!」善夫が多代に掴みかかる。
「ひえーっ!」多代が後じさる。
善夫は多代の着物と腰巻きをめくり、下半身をあらわにする。多代が逃げられないように、多代の身体にのしかかると、自分の着物をまくり上げ、褌(ふんどし)の脇から勃起した摩羅を取り出す。
「やだーっ!やめで!」多代が叫ぶ。
「大人(おどな)しぐやらせろ、このーっ!」善夫が多代の両肩を押さえつけ、膝で多代の股を押し広げる。勃起した摩羅で多代の割れ目を突つく。
「やんだ。やめでけろ!」多代がもがき、腰を左右に捻って摩羅の侵入を防ぐ。
「やらせねど叩ぐど!」善夫が脅す。
「やんだ、乱暴すねでけろ!」多代が懇願するが、しかし抵抗はやめない。両手を善夫の胸に当てて突っ張ったり、仕舞いには爪を立てて引っ掻く。
「いでで(痛い)!このアマっ!」善夫が多代の顔をひっぱたく。
「いっでえ(痛い)ーっ!わーんっ!」お嬢さんとして育った多代には、顔を叩かれるなんて生まれて初めてのことであった。ショックは強烈だった。多代の抵抗は止んだ。

善夫は間髪を入れず摩羅を多代のおまんこに突っ込む。膣は性交を予期すると自衛のために自然に愛液を分泌するから、そこは充分に濡れていた。
「あーん!叔父さんが叩いた。うわーん!」叔父におまんこされながら、多代はまだ泣いている。
廊下でどたどたと足音がし、がらっと襖が開いた。志乃だった。
「善っちゃん!多代に乱暴すんでねえどっ!」と志乃。
また足音がし、松も顔を覗かせた。
「何事だ、一体(いってえ)?」と松。
「これは遊びだっす」と善夫。「強姦ごっこでがんす」
「なに?」松が呆れる。
「んでも、多代は泣いてるでねえがっ!乱暴したんだべ!」と志乃。
「お多代ちゃんが爪で引っ掻いたもんで、おれもつい…。ごめんな、お多代ちゃん」善夫がおまんこしたまま謝る。
「おれも、われがった(悪かった)だ」と多代。「おばっちゃま、おっ母さん、心配すねでけらっしゃい。これはただの遊びだなだ」
「人騒がせなっ!」志乃がぷりぷりして去る。
「善(よし)どん」と松。「いつかおれも強姦してけろ」松はそう云って襖を閉めて去った。

「ごめんしてけろな」善夫が多代の頬を舐め廻す。「いでがった(痛がった)べ」
「叔父さんは満州でもあだい(あんな風)にしただな?」と多代。
「んだ。ちょんど(大人しく)すねえオナンコにはな」
「おれ、もうちょんど(大人しく)すっからめんこがってけらっしゃい」
「わがた」
善夫は多代の口に吸い付き、唇を舐め廻す。多代が口を開き、舌を突き出す。二人は舌を絡め合った。善夫は静かに腰を右旋・左旋させ、多代の陰核を刺激する。
「ぶふーん!」接吻を続けつつ多代がよがる。
善夫は多代の少しだけ盛り上がった乳首を撫でる。乳首の天辺を擦る。
「あぶぶ」多代が身体をよじりながら快感を味わう。
善夫は腰の回転を続けながら、多代の顔のあちこちを舐める。頬、瞼、耳たぶ、首筋、顎、鼻、額。手で多代のぷっくらした尻の肉を揉む。先ほどの暴力とうってかわった優しい愛技に多代はうっとりする。
「あはーんっ!」多代がよがり、自ら腰を突き出して善夫の前後運動を催促する。

善夫は蒸気機関車が始動する時のようにゆっくりと前後運動を始める。善夫の脳裏に満州の少女たちの記憶が甦る。同じようにきついおまんこ。日本でもこんなきついおまんこを味わえるとは思ってもいなかった。この娘ばかりではない。もう一人の少女・おまんともやれるのである。善夫は幸運に感謝した。前後運動に、時折腰の回転も交え、少しずつ速度を早めて行く。
「うむーんっ!むうーんっ!」多代の快感が高まって行く。多代は叔父の尻に両足をかけ、より深く摩羅を受け入れようとする。
善夫は未成熟な姪の身体を抱きかかえて、その青い肉体を堪能していた。善夫が全ての運動の速度をどんどん早めて行く。
「ひーっ!あうあうーっ!」多代が悲鳴を挙げる。
姪の昇天が近いことを知った善夫は、指による陰核刺激も加えて多代の天国行きを助ける。
「うわわーんっ!」多代がイった。
善夫はいつ射精してもよい切り札を握り、幼い姪との交わりを楽しむ。美しい姪の顔を見ていると、一刻も早く射精したい誘惑に駆られる。一方、少しでも長く射精の瞬間を引き伸ばして、性交をとことん楽しもうという思いも湧く。二つの想念がせめぎ合ううち、どうしようもない破局が迫って来る。限界まで頑張る。ついに、その限界が訪れる。
「おおおーっ!」善夫が姪の体内でどどどぴゅーん!と射精した。




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