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64. 卓二の試煉

多賀屋の毎年の多額の献金がものを云い、農商務大臣が動いてくれた。明男は酒田の小学校の一つで勤務出来る運びになった。明男と荘太は引っ越しのために急遽帰京した。

「あんた。頼みがあるだ」おまんが卓二に云った。
「へえ?珍しいでねが。一体(いってえ)何だべ?」と卓二。
「美穂嬢ちゃんとやんねでけろ!頼むさげ」おまんが卓二の手を取って握り締める。
「芳江奥様と美穂嬢ちゃん、仲間さ入(へえ)ったんだってな。おれも美穂嬢ちゃんの10歳のぺっちょはどげなもんか試してみでえと思ってただ」
「駄目だ、駄目だよ。やんねでけろ。後生だ」
「なして?訳(わげ)さ云わねで『やんな』つうのは乱暴だべ。どげなこった?」と卓二。
「なしても(どうしても)かだらねど(話さないと)駄目が?」とおまん。
「ああ」
「旦那様の云うにゃ、ずっさい(10歳)のぺっちょは凄くきづくて(きつくて)いやんばい(いい塩梅)だそうだなだ」
「ほうか!」卓二が目を輝かす。
「あんた!あんたが美穂嬢ちゃんのぺっちょ気に入ったら、おれば嫌いになるべ。やんねでけろ」おまんが卓二の手を揺する。

「おまん。『この饅頭ほったぶ(頬っぺた)落ぢっから食(か)んでね(食うな)』て云われて、食(か)んねでいられっか?『食(か)んでね』ていわれだら、食(く)だいて思うのが人情だべ」と卓二。
「あんた!あんたの気が済むなら土下座でもなえだて(何でも)する。頼むがらやんねでけろ」とおまん。
「おまん。おめ(お前)がお義父(と)っつあんとぺっちょする前(めえ)、おれは久どんのでか摩羅ば知らねがった」と卓二。「んだけど、おめ(お前)が清蔵どんとぺっちょする前(めえ)は、清蔵どんも親譲りのでか摩羅だつうごど知ってただ。おれが『清蔵どんとやんねでけろ』ておめ(お前)に頼んだが?」
「んでねがった(そうじゃなかった)」とおまん。
「おめ(お前)が越後屋の衆のでか摩羅の味知ったら、おれに愛想尽かしすんでねがと、おれはおもやみ(心配)しただ」
「でか摩羅でおれが心変わりするべて思ったのがっ!」おまんが憤然とする。
「おれは越後屋の衆のでか摩羅にやぎもづ(焼き餅)妬いただ」と卓二。
「こばくさい(馬鹿馬鹿しい)。おれのあんたへの気持は変わんねがったど?」
「んだな。おれ、嬉しかっただ。おまん、おれが美穂嬢ちゃんとやっても同じだ。どっかどする(安心する)だ」
「えーっ?そういうごどか?」おまんはうまく説得されてしまった。「んでもー、美穂嬢ちゃんめんこいし、ぺっちょもいやんばい(いい塩梅)と来だら、おらあ…」
「すき焼きだのマグロの刺身は旨いけんど、たまーに食うがらええんだ。毎日食いたくねえべ?」と卓二。
「んだ」
「美穂嬢ちゃんのぺっちょはマグロの刺身だ。毎日食うにはおめ(お前)のぺっちょがええ」
「おれのぺっちょは一体(いってえ)何だ?」とおまん。
「んだなー。塩鮭か沢庵かな?」
「ほだな!こんほげなす(この馬鹿)!」おまんが卓二をぼかすか殴る。

「あのー、おまんさんいます?」外から美穂の声がした。噂をすれば影というやつである。
「へえ。なんぞ用げ、美穂嬢ちゃん?」振り上げた手を止めて、おまんが返事する。
「お母さんが話したいって、おまんさんを探してるの」と美穂。
「芳江奥様が?」おまんが立ち上がって襖を開ける。綺麗な着物を着た美穂が立っていて、部屋を覗き込んで卓二を認めた。「奥様はお部屋が?一緒に行くべ」おまんが美穂を先に立てようとする。
「あたし、卓どんに用事があるの」美穂は動かない。
「えーっ?」おまんは美穂と卓二に視線を行ったり来たりさせた。心配していたことが早くも降り掛かって来たのだ。卓二と美穂を一緒の部屋に残すのは、狐と兎を一緒の檻に入れるようなものだ。
「おまん、がたがた(早く)んげ(行け)!」と卓二。
おまんは後髪を引かれる思いで部屋を後にした。

「卓どん、おまんこして!」と美穂が云った。
(うひゃーっ!来たーっ!)と卓二は思った。「美穂嬢ちゃん、どげんしただ?」卓二は時間稼ぎをしながら、この事態にどう対処すべきか考えた。
「美穂って呼んで。あたし、もう子供じゃないもん」と美穂。
「んだら、美穂ちゃん、云わして貰うだ。へなこ(女の子)が『ぺっちょして!』つうのは、どうかと思うど?」
「だって、お父さんもお兄ちゃんも東京へ帰っちゃうし、伯父さんも忙しそうで構ってくれないんだもん」と美穂。「卓どんしかいないのよ」
「久蔵どんと清蔵どんはしばらく美穂ちゃんとやれねしな」
「そうなの。股が裂けちゃうって」
「あはは。股が裂けたら困るべ」
「だから、卓どん、やって!」
卓二は困った。おまんに云った通り、美穂の10歳のおまんこには興味があった。いや、この可愛い東京生まれの女の子とやってみたかった。しかし、おまんの心配も分らないではなかった。12歳のおまんのおまんこより10歳の美穂のおまんこの方がきついに決まっている。想像は出来るが、そのきつさがどの程度気持いいものなのか、実際のところは分らない。やってみるしかないのだ。しかし、やってしまって美穂のおまんこに惚れ込み、主人・梅太郎と美穂を奪い合いするようになったらコトである。おまんも悲しむだろう。
「美穂ちゃん、おめ(お前)さん、ぺっちょ舐めて貰うの好きが?」と卓二。
「え?」一瞬、美穂はきょとんとした。「あ、あれ大好き!」と美穂。
「んだら、舐めでやるべ。着物脱いでけろ」卓二は美穂とおまんこするかどうかの決定を先送りにした。とにかく、美穂を満足させるのが急務なのだ。自分が美穂とおまんこせずにいられなくなるかどうかは先の話である。
美穂は着物を脱ぎ、全裸になって畳の上に横たわり股を開いた。

「おまんちゃん」芳江が自室におまんを呼び入れ、相対していた。「おれはこのうづ(家)の娘だけんと、いったん外に出た身だ。今度、こっちゃ帰(けえ)って来たども、おめ(お前)さんの方がこのうづ(家)のこのじ(最近)の事情に明るいだ。色々おへで(教えて)けろ」
「へえ。なえだて(何でも)聞いてけらっしゃい」とおまん。
「このうづ(家)の衆は、ほんてん家内中でぺっちょすてるのが?」芳江は梅太郎が口走った志乃と弟の善夫、越後屋の美代と息子の清蔵、久蔵と養女おまんの関係を口にした。
「そんだげではねっす。旦那様は大奥様ともやってるっす」
「お母(が)さまとが?!」芳江が呆れる。
「おれの亭主さなる卓どんも大奥様、若奥様、お多代様、お美代様ともやってるっす。おれはお義父(とっ)つぁんの久蔵どんと、義兄(あん)つぁの清蔵どんともやってるっす」
「んまあっ!」
「善夫さんと久蔵どんと清蔵どんも、どのへな(女)ともやり放題っす」
「はあ…」芳江が呆れてへたりこむ。
「まんだあるっす。おれは大奥様、若奥様、お多代様を慰めっこどもあるす」とおまん。
「へな(女)同士でだか?」
「んだす」
「凄えうづ(家)だな…」芳江の身体から背骨が抜けてしまった。

「ああん、あーっ、あっ、あっ」卓二に陰核を舐められている全裸の美穂がよがる。
卓二は、10歳とはいえもう処女ではない美穂のおまんこに遠慮なく指を突っ込む。濡れた膣はぬるぬると卓二の指を迎え入れる。卓二は指を二本にした。(おおっ!)卓二の背筋が寒くなった。美穂の10歳の肉襞が指に吸い付き、まとわりついて来る。これが指でなく摩羅だったらどんなに気持いいだろう。卓二の摩羅がぎゅーん!とおっ立った。

「おまん?」と芳江が云った。「卓どんがこのうづ(家)のへな(女)みんなとぺっちょすてて平気なのが?」
「平気だったす、このじ(最近)までは…」とおまん。「卓どんは、だんべ(摩羅)が立つ限りは誰も断らね。んだがら、卓どんもでっちり(沢山)の女衆とやってるけんど、おれもでっちり(沢山)の男衆とやってるさげ、お互(たげえ)様だっただ。卓どんもおれも妬いだりすねがった」
「このじ(最近)、何が変わっただ?」と芳江。
「美穂嬢ちゃんだ。10歳のぺっちょだす」おまんが目を伏せる。「おれ、しんぺ(心配)でなんねっす」
「?」芳江がおまんを見つめた。

「ああっ、あっ、あっ、あーんっ!」美穂が身悶えしてよがる。
美穂の陰核を舐め、愛液でぬるぬるの膣に指を抜き差ししている卓二は、自分に押し寄せている性衝動に圧倒されていた。美穂の10歳のおまんこと美穂の可愛いよがり声によって卓二の摩羅はびんびんに勃起していた。
「卓どん、おまんこして!やって!」美穂が誘う。
「う、うん」卓二はおまんの顔を思い浮かべた。(やったらおまんが悲しむ)と思う反面、(美穂のぺっちょがいくら良くても、おれとおまんの間は大丈夫)という思いもある。多賀屋へ来て以来、性欲を抑える必要がなくなっていたので、卓二の自制心が弱くなっていたということもあった。(やろう!)卓二が自分の帯に手を掛けたその時…。
ガラッと襖が開き、芳江が飛び込んで来た。「卓どん!美穂とぺっちょしたのが?」と云いつつ、美穂と卓二の姿を点検した。裸なのは美穂だけで卓二の着物は乱れていない。股ぐらにも摩羅は見えていない。「まだやってねえだな?」芳江が聞く。
「へ、へえ。まんだやってねえす」卓二は面食らっている。
「間に合っただな。卓どん、おれとぺっちょしてけろ」芳江がしゅるしゅると帯を解き、着物を脱ぎ出す。
「お母さん!卓どんはあたしとおまんこするんだよ。邪魔しないで!」美穂が抗議する。
「卓どんは、おめ(お前)のおまんこ舐めてくれたたべ?いがたな(よかったな)。さ、部屋さ帰(けえ)れ」と芳江。
「やだーっ!やだやだ!」美穂が手足をばたばたさせて泣き声で喚く。

卓二は芳江の不思議な行動に驚いていた。いくら東京に住んでいたからといって、厚かまし過ぎるではないか。いつもの大人しい芳江とは思えなかった。しかし、芳江の美穂を追い出そうとする態度を見て、卓二は全てを理解した。
「美穂ちゃん、泣ぐでね。おれがイかしてやるだ」と卓二。
「卓どん!」芳江が口を挟もうとする。
「芳江奥様。おれは奥様もイかすだ」そう云って卓二も帯を解き、素っ裸になった。びよーん!と勃起した摩羅が飛び出し、ゆらゆら揺れ、美穂と芳江の目を奪った。卓二は摩羅に避妊具(コンドーム)を装着し、畳の上に仰向けになると、美穂を招き寄せて自分の顔の前にしゃがませた。「奥様、おれに跨がってやってけらっしゃい」と卓二が云い、美穂の陰核を舐め出す。

芳江は何が何やら分らなかったが、卓二の股の上に跨がると、おまんと話していた時から濡れていたおまんこに卓二の摩羅を入れた。自分の娘が目の前で卓二におまんこを舐められている。母と娘で一人の男から快楽を得ようとしている。何たる不謹慎。何たる不道徳。そして何たる興奮。芳江は静かに上下運動を始めた。
「あーん、あははーん!」美穂がよがる。
「おおお、あううう!」芳江もよがり出す。
卓二は美穂の膣に指を突っ込み、美穂の恥丘の裏側を探った。
「わーんっ!」女の第二の急所(Gスポット)を刺激された美穂が身体を支え切れず、尻だけ残して頭を畳に突っ伏す。
卓二は指で美穂の体内を掻き回しながら、舌で陰核を圧したり弾いたりする。
「あーんっ、あああ、あっあっあああーんっ!」美穂が盛大によがる。
「あうあうあうあわわーっ!」娘のよがり声に影響されて、芳江もよがる。芳江の屈伸運動のテンポが早くなる。
それまで受け身だった卓二は、芳江の昇天を早めるため、腰を突き上げて奇襲攻撃をかける。芳江の子宮口が刺激される。 「むわーん!」芳江が髪を振り乱してよがる。
「あんあんああむーっ」美穂もよがる。
卓二は美穂の蟻の門渡りや肛門を弄くり廻し、芳江の子宮を突きまくる。
「あはーんっ!、あぐわーっ!」美穂がイった。
「わひーっ、わーんっ!」芳江もイった。

「芳江奥様」三人の激しい息づかいが収まった時、卓二が云った。「おまんに頼まれたんでがんすか?」
「んでね」と芳江。「おまんちゃんに頼まれたわげではねえ。おれの一存だ」
卓二は芳江の乳房を撫で、柔らかさを確かめるように揉む。「奥様来ねば、もう少しで美穂ちゃんとやるとごだったす。ありがどさまでがんす」
「卓どんはおまんちゃんば大事(でえじ)にするだな。ええごった」
卓二が芳江を抱き寄せ接吻し、芳江の尻を揉む。
「おれとやるのはさすけね(差し支えない)みでだな?」と芳江。
「んだす。若奥様ともお美代さまともやってるだがら、おんなす(同じ)こんでがんす」
「ゆるこい(緩い)ぺっちょはええつこんだな?」芳江が笑う。
「そんなごど云ってねえっす」卓二も笑った。




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