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66. 親子丼

明男と荘太が酒田へ引っ越して来た。明男は勤め先が決まり、荘太は転校先が決まり、一家四人が揃って住めることになった。

明男と荘太は香盤表が気に入った。香盤表とは、多賀屋の奥まった廊下の曲がり角に打ちつけられた立て札ぐらいの板である。松から美穂まで女性全員の名前が並んでいて、その上に一本ずつ釘が出ている。傍らに男性の名前を記した札が用意されていて、男性はやりたい女性の名の上の釘に自分の名札を重ねる。これでその女性と性交する権利を得たことになり、他の男性と一人の女性を奪い合いするという事態は回避出来る。ペニスを勃起させた男性が香盤表を見に来ても、お目当ての女性に先約があれば第二候補で我慢しなければならない。

普通は、香盤表をチェックした女性が男性の部屋を訪れる。しかし、明男一家のように家族で一部屋に暮らしている場合は、そうはいかない。家族の前で他の女性(あるいは男性)と交わるのは破廉恥極まりない。明男一家ばかりでなく、越後屋夫婦と息子・清蔵も同じ状況だったし、許嫁・おまんと一部屋で暮らしている卓二の場合もそうだった。こういう人たちのために、増築された家のいくつかの部屋が使われていた。ここにも男性の名を記した名札が用意されているので、それぞれの部屋の入り口の釘に名札を掛けて入室し、布団を敷いて相手の女性を待つことになる。なお、各室には避妊具(コンドーム)やちり紙、タオルなどがふんだんに用意されている。

「お待たせすますた。おまんだっす」外から声が掛かった。
「おお、おまんちゃん、入って入って!」と、布団の中の明男。
この頃既に松から指導され、礼儀作法を学んでいたおまんは、膝を突いて襖を開け、一礼して中腰で入室すると、襖に相対して静かに閉め、明男に向かって三つ指突いてお辞儀をした。「親しき仲にも礼儀あり」と云うが、この多賀屋においては「乱交仲間にも礼儀あり」という感じである。
「そんな!挨拶なんかいいから、早く来て!」明男が掛け布団をひっぺがすと、全裸の明男の身体の真ん中で摩羅が天井を向いておっ立っていた。
「あじゃーっ」おまんが呆れる。
「おまんちゃんとはまだやってないんで、早くやりたくて仕方ないんだ。さ、早く脱いで!」明男がおまんの帯に手を掛ける。
「明男様とは一回(いっけえ)やったでねがなっす?」おまんが着物を脱ぎながら云う。
「いや。おまんちゃんは尺八してくれただけで、おまんこはしてないんだ」
「尺八?」おまんがきょとんとする。尺八など触ったこともない。
「ほら、珍々舐める時、尺八吹いてるように見えるだろ」明男が手真似でやって見せる。
「あばや(あらまあ)、んだなっす」と云いつつ、おまんが全裸になった。

明男は久し振りに見る12歳の少女の裸体に見蕩れた。女になる前の細く真っ白い身体。肋(あばら)は浮いていないものの、まだ平らな胸には、全く膨らむ様子を見せていない乳首が二つ並んでいるだけ。尻だけは女の子らしく丸く盛り上がっている。毛の無い恥丘はもっこり隆起しており、男の脳髄をむずむずさせる。ぷっくらと白く膨れた割れ目も可愛らしく、それを見つめる少女愛者・明男の口内には涎が充満し、勃起した摩羅がぴくぴく痙攣した。

明男はおまんを抱き寄せ、おまんに接吻して舌を交えながら両手でおまんの尻を撫でたり、揉んだりする。小学校で抑圧されていた欲望が解き放たれ、夢の少女愛が叶っている。幼い美穂との近親相姦は禁じられた淫靡な性であるが、おまんや多代との交わりは自由で開かれた性である。誰に恥じることもなく隠すこともなくやれるのだ。
「おまんちゃんはおまんこ好きだよね?」明男がおまんの乳首を撫でながら、聞く。
「とも云えねっす」とおまん。
「どういうこと?」明男が手をおまんの股ぐらに滑らす。
「おれは卓どんと惚れ合ってるでがんす。卓どんとのぺっちょは大好きだけんと、他(ほが)の男衆とは…」
「嫌かね?」おまんの割れ目を弄くりながら、明男ががっかりした顔で聞く。
「好かね(嫌だ)」おまんがきっぱり云う。「最初はやんだ(嫌だ)と思うだ。んでも、きもぢいぐ(気持良く)なっと誰でもさすけね(構わない)けんど」
「あはは」明男が笑いながら、おまんの陰核を刺激する。「要するに好きなんじゃないか」
「あはーん」おまんが快感を感じ出す。「おれスケベがなっす?」

「なーんだ、おまんちゃん、こんなとこにいたのか?」突如、襖が開いて荘太が入って来た。
「な、なんだ、お前。これからおまんちゃんとやるとこなんだ。あっちへ行ってろ!」明男がむっとする。
「やだい。僕もおまんちゃんとやりたいんだい」
「我が儘云うんじゃない!」明男は濡れて来たおまんの膣に指を二本突っ込む。
「あっはーん!」おまんがよがる。
「僕も一緒にやる」荘太が服を脱いで裸になる。
「馬鹿!出てけ!あっちの部屋で待ってろ!」明男が愛液まみれの指を抜き差しする。
「おおおーっ!」おまんがよがる。
「待てないもん」荘太が父親に抱かれているおまんの背後から、おまんの乳首を弄くる。
「邪魔だ!どけっ!」明男が怒りながら、指の腹でおまんの恥骨裏(Gスポット)を撫で廻す。
「わはーんっ!」とおまん。
荘太がおまんの首筋をぺろぺろ舐める。
「荘太!いい加減にしろっ!出てけっ!」と明男。
「やだもん!もう立ってるんだから!」と荘太。
「おめがだ(あんた達)!」突如、おまんが怒鳴った。「しゃがますい(やかましい)!。気が散るでねがっ!」
明男も荘太もびっくりした。日頃従順なおまんが怒ったからだ。

「親子で喧嘩するなんて、ざまわれど(みっともないと)思わねのがっ!荘太坊ちゃん、おめ(お前)さん、香盤表ば見で来(こ)ねがったのが?」
「見たよ。でも、お父さんだからいいと思って…」と荘太。
「お父さんだから駄目なんだ。恥ずかしいじゃないか」と明男。
「みなして(みんなで)裸になってて、がんまなえ(恥ずかしい)も糞もねえべ」とおまん。「三人で仲良くやるべ」
「えーっ?」明男がおまんの大胆さに呆れる。
「どうすんの?」荘太が明るい顔で聞く。
「こうすっだ」おまんは四つん這いになって明男に尻を向けて誘い、自分の顔の前に荘太を手招きした。おまんは、庄屋の手先に追われた最上川下りの舟の中で、船頭を二人を一度に相手したことを思い出したのだ。おまんは、荘太に膝を突かせ、顔の前に突き出された同い年の摩羅を口に含んだ。
「あーっ、気持いいーっ!」荘太が悦ぶ。
おまんの尺八を経験していなかったら、明男は息子を羨んだことだろう。しかし、明男はもうそれは経験済みだった。(今日こそ、おまんとおまんこするのだ!)明男は目の前に突き出されている可愛い菊の御紋と割れ目を見た。割れ目はびとびとに濡れて突っ込まれる男根を待っている。

明男は手で摩羅の照準をおまんの膣口に合わせ、腰をぐっと押した。12歳の狭い膣が抵抗し、一気には入れさせてくれない。ぬるぬるしたおまんの肉襞が明男の摩羅を擦る。明男はぞくぞくっと身震いした。(同じ12歳の多代ともやれるのだ!人生はバラ色だ!)明男は思った。明男はずん!と摩羅を根元までおまんの身体に埋め込んだ。温かくしっぽりとしたおまんこに包まれる満足感、充足感、幸福感。摩羅を抜き差しすると、肉襞が摩羅を放すまいとするかのように追随して来る。(これぞ、少女愛の醍醐味!)明男は摩羅の快感に痺れた。

荘太は生まれて初めての快感に酔っていた。これは母親・芳江も妹・美穂もやってくれなかった性戯であった。おまんこは気持良いものだが、それは摩擦による刺激に過ぎない。女の蠢く舌で舐められる刺激は、おまんことは丸で違うものだ。唇を押し当てるだけの接吻と、お互いの舌を交え絡ませる接吻の違いに似ているが、それを百倍に増幅した感じだ。荘太は果てしない性の世界に突入した喜びを感じていた。
実の父と兄に尺八を強制されていた頃のおまんは、男の摩羅を舐めるのが大嫌いだった。特に、喉元に飛び込んで来る精液に咽せるのが堪え難かった。しかし、舌の根を盛り上げて堤防にし精液の洪水を防ぐことを覚えた今は、(喜んでやるわけではなかったが)さほど苦痛ではなくなっていた。主人・梅太郎にもやらされていたし、卓二が希望すれば四の五の云わずにやって上げた。だから、おまんの舌技は格段に上達していた。唇をすぼめて荘太の摩羅をすぽすぽし、舌先で男の性感帯である亀頭下部の皮の付け根をぺろぺろする。
荘太は、おまんの絶妙の舌技に勃起した摩羅を翻弄され、暴発寸前だった。
「おまんちゃん、でちゃうーっ!」荘太が苦悶する。
おまんが(いいよ!)というように首を縦に振る。
荘太はおまんの頭を両手でがっちり押さえ、激しくピストン運動をしておまんの口を犯す。
「あうーっ!」荘太がぴゅぴゅぴゅーん!とおまんの口内で射精した。
おまんは口の脇からだらだらと荘太の精液を垂らしながら、荘太の快感が収まるまで摩羅を舐めた。

おまんが尺八で息子に奉仕してくれたことに、明男は胸の内で感謝した(親馬鹿である)。明男は、おまんの濡れそぼった膣からすぽんと摩羅を抜き、おまんの身体を仰向けに寝せた。
「ほーっ」おまんは大きな溜め息をつき、口の周りの荘太の精液を手の甲で拭いた。四つん這いの体勢と唇と舌の運動に疲れ、寝転がれることが嬉しかったからだ。
明男が正常位でおまんと性交を再開した。射精の興奮から醒めた荘太がおまんの脇に寝そべって、自分の摩羅に奉仕してくれたおまんに接吻し、おまんの舌に感謝のマッサージを始めた。
「んぶぐぐ」おまんが呻く。
明男は摩羅を上向きに突き上げ、おまんの急所(Gスポット)を突つき、腰を右旋・左旋させておまんのクリトリスを刺激する。
「ぶぐわーっ!」荘太に口を覆われているおまんがよがる。
荘太は両手でおまんの乳首を撫でたり摘んだり、色んなことをする。
「ぶごーんっ、ばぐわーんっ!」おまんがよがる。

明男は、父と息子で一人の少女の肉体を賞味し、少女を悦ばせ、自分たちも快感を得ているこの状態を至福の時であると思った。もっとおまんを楽しませることは出来ないか?明男は正常位の性交を中断し、自分が仰向けに寝そべり、おまんを上にした。
いつも男たちに乗っかられているおまんはこの体位に慣れていなかったが、すぐ明男の意図を察し、明男の摩羅を垂直に立てておまんこに収めた。静かに足腰で屈伸運動を始める。「おおおお!」深く沈み込むと明男の亀頭が子宮口に当たり、ずーん!という衝撃が脳髄を直撃する。腰をぐりぐり廻すと恥骨同士が擦れ合って陰核が刺激される。「あわーんっ!」よがりながら、おまんは(これはいい!)と思っていた。男任せではなく、自分自身で快感の種類と強さと早さをコントロール出来るのだ。こんな交わりの仕方もあったのだ!
荘太は手持ち無沙汰となった。父の身体の上で上下運動をしているおまんに触れるのは難しい。荘太はおまんの背後に廻って、父の勃起した一物が出入りしているおまんのおまんこに見入った。愛液が摩擦で泡立っていて卑猥だった。おまんが腰を持ち上げると、おまんのきつい膣の肉襞が伸び、腰の動きに遅れて上がって行く。荘太は、その肉襞の動きに擦られる父の摩羅の快感を想像した。さっき射精したばかりの荘太の摩羅がむくむくと起き上がり、又もや勃起した。

荘太は父の腰の上に跨がっているおまんの背をぐーっと前に押した。
「な、なんでがんす、荘太坊ちゃん?」上体を前傾させられたおまんが訝る。
這いつくばった荘太が、父の摩羅が突っ込まれているおまんこの上の菊の御紋を舐める。
「ひーっ!」おまんが驚愕と快感を綯い交ぜにして叫ぶ。
「何してんだ、お前?」明男には荘太の行動が見えない。
荘太は勃起した摩羅をおまんの肛門にあてがって押す。性の自由な世界に目覚めた荘太に、禁忌すべきものはなくなっていた。
「やんだ(嫌だ)!荘太坊ちゃん、けづめど(尻の穴)にだんべ(摩羅)突っ込まねでけろっ!」
「えーっ?お前、そんなことしてんのか!」明男が呆れる。こんなに早く回復した荘太の精力も驚異であった。
荘太は摩羅がめり込まないので、亀頭に唾をつけて滑らかにする。再度、おまんの肛門を攻撃する。
「やんだつったら、やんだっ!おれ、屁ひるど?臭(くせ)えぞ?」おまんが脅す。以前、実の兄から肛門性交を挑まれた時に成功した方法を思い出したのだ。当時は大根飯ばかり食べていたから屁も盛大だったが、多賀屋でいい食事をするようになってからは、あまり屁も出ない。だから、おまんの言葉は実は虚勢である。
「えーっ?」荘太が怯んだ。可愛い少女おまんと臭い屁の組み合わせなど想像出来ない。しかし、屁をされたら興醒めである。
「荘太!やめろ!おまんちゃん嫌がってるじゃないか!」明男が息子を諌める。明男にしてもおまんに屁をひられては困る。
「分ったよ」荘太はおまんの肛門から渋々撤退した。だが、勃起した摩羅は突っ込むべき穴を求めていた。

荘太はおまんの穴を出入りする父の摩羅を羨ましそうに見つめた。(お父さんの摩羅は僕のよりでかい。でも久蔵どんや清蔵どんのほどでかくはないみたいだ。何しろ久蔵どんや清蔵どんは美穂とやるのを禁じられているぐらいだから)そう思った時、12歳の欲望が荘太にひらめきを与えた。荘太は再びおまんの背後に覆いかぶさった。そして、勃起した摩羅でおまんの股間を突つく。
「まだがっ!やんだ(嫌だ)って云ってるでねがっ!」おまんが怒鳴る。
「荘太っ!お前、何度云ったら…」と明男。
「違うもん!」荘太が遮る。「お尻じゃないもん。おまんこに入れるんだもん」
「えーっ?」おまんが驚く。
「えーっ?」明男も驚く。確かに、明男の摩羅に息子の摩羅が接触し、明男が占有しているおまんの膣に息子の摩羅が割り込もうとしている。「お前、そんなっ!」息子は、親子同時におまんと性交しようとしているのだ!
「と、飛んでもねえ!だんべ(摩羅)二つ突っ込むなんて!」おまんが怯える。
「赤ちゃん出て来るとこだろ?大丈夫だよ!」荘太がぐいぐい摩羅を突っ込む。
「そう云やそうだ」と明男。「おまんちゃん、お産の時、おまんこは広がるんだ。心配ない」
「んだなっす…」おまんは思い出した。自分も松や志乃のおまんこに手を突っ込んだことがあったからだ。
「痛かったら云いなさい。そうでなきゃ、問題ない」と明男。

荘太が汗を流しておまんの膣に摩羅を押し込む。おまんの膣が愛液がふんだんに噴出して、荘太の摩羅がぬるりんこんとめり込む。
「やった!」と荘太。
「凄(すげ)え!」明男もたまげた。こんなことが可能だとは知らなかったのだ。
「うむーっ!」おまんが唸る。痛いからではなかった。久蔵のでか摩羅より太いものでおまんこを目一杯押し広げられても、股が裂けなかった安心感からであった。
荘太が腰をへこへこさせる。父と子の摩羅が擦れ合い、おまんの肉襞を擦る。明男も負けずに摩羅を突き上げる。父と息子が交互にピストン運動をする。
「ぎゃうーっ、ひーっ!」おまんはこれまで経験したことのない、二つの摩羅に同時におまんこを攻められるという性交に興奮し、脳も身体も爆発しそうだった。
明男は片手を伸ばしておまんの陰核を刺激する。ピストン運動を激しくする。
「あうっあうっあうっ!」おまんが全身に溢れる快楽の洪水によって苦悶する。
荘太が背後から両手でおまんの乳首を弄くりながら、激しくピストン運動をする。
「ぎゃわーんっ!」おまんがイった。
ぴゅぴゅぴゅぴゅーん!と荘太がおまんの体内で射精した。
どぴゅーんぴゅーん!と明男も精液を噴き上げた。父と息子の精液がおまんの身体の中で混じり合った。




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