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16. 口淫

ある朝、宏君はものすごくエロチックな夢を見ていた。おまんこしているような、フェラチオして貰っているような、天上的な快楽を感じていた。

目覚めた。妹がブリーフの上からペニスを撫でている。これが夢の正体だった。
「こら!」と宏君。
「だって、お布団はだけて、ブリーフ盛り上がってるのが見えたんだもん。相当溜まってるんじゃないかと思って」
「溜まってる」
「朝食前に一発やりますか」と由美ちゃん。
「おい、そりゃおまんこやらしてくれる時に云う台詞だよ」と宏君。
「そうなの?」(由美ちゃんはいつのまにか言葉には文句を云わなくなっている)
「そ」
「じゃ、これは何て云うの?」由美ちゃんが激しくペニスを擦る。
「一発抜きますか、だろうな」と宏君。
「じゃ、抜きますか」
「朝起ち(あさだち)ってのは、やりたいからというより、おしっこしたいからなんだ。今はいいよ」
「そう?」
「そのまま出してもあまり気持ちよくないんだ」
「へーえ?」
「でも、いい夢見たよ。サンキュ」

二人は朝食を済ませた。宏君はこの日午前中は授業がないのでのんびりしている。由美ちゃんだけ、着替えたり、教科書を揃えたりする。
「お前、まだおれに舐めて貰いたくないの?」と宏君。
「だって!」と由美ちゃん。
「信用しろよ。お前がいいって云うまでおまんこなんかしないから」
「当たり前よ。兄ちゃんがあたしを犯したりしたら、全部父さんと母さんに話した後、舌噛み切って死ぬ」
「おっそろしいやつだな。犯したりしないって」と宏君。
「ほんとね?」と由美ちゃん。
「ああ、ほんとだ」
「じゃ、今晩舐めて!」そう云うなり、由美ちゃんはダーっとアパートを出て行った。
「えーっ?」

今夜、妹のおまんこを舐める!宏君は興奮した。勃起した。ついに妹もその気になったのだ。宏君はもう堪らず、新聞紙を広げるとその前でペニスを擦った。頭の中で、「じゃ、今晩舐めて!」という可愛い妹の言葉が何度も何度もこだまする。頭の中で、宏君はもう妹のおまんこをしゃぶっていた。妹のよがり声がこだまする。「あううーっ!」宏君はどどどっぴゅーん!と射精した。

宏君は午後の授業に身が入らなかった。教授たちの講義は耳を素通りした。学生課でバイト先を探すのも省略し、同級生の誘いも断わってアパートに戻った。

その夜、二人は揃って浴衣で銭湯に行った。由美ちゃんがどうしてもお風呂に入らなきゃ嫌だと云い張ったのだ。銭湯を出て、二人はまたおでん屋に寄った。
「いよっ!新婚さん、らっしぇーい」とおでん屋の親父が云った。「いつも仲良く一緒にお風呂。で、お風呂の後は?羨ましいねえ。妬けるねえ。チクショー」
由美ちゃんはこれからの自分たちの行動が見透かされたような気がして、真っ赤になった。
「あ、奥さんが赤くなった。図星でやんすね?うんと可愛がって貰いなさいよ」
「知らない!」由美ちゃんが浴衣の袖で顔を隠す。

二人は軽くお酒を呑み、おでんを沢山食べた。
「バイトしてないのに、いいの?」と由美ちゃん。
「今日はお祝いだ。気にするな」と宏君。
「何のお祝い?」由美ちゃんには分らない。
「お前のナニをナニしてお前にナニさせるお祝い」
「いやん、ばかん!」
「まーた、また」と親父。「こう当てられちゃ、もう駄目。店たたんで家に帰る」
「ええっ?」と宏君。
「あっしも女房可愛がる。へへっ!」親父が頭を掻く。

「あそこ舐めるだけよ。ほかんとこ触っちゃ駄目。いい?」と由美ちゃん。
由美ちゃんの寝床の上に二人で座っている。
「脚には触らないと出来ないよ。多分、お尻も」と宏君。
「とにかく、最低限にすること。ほかを触っちゃ駄目。約束破ったら、あたし舌を噛む」
「やめてくれよ、脅かすの」
「約束よ?」
「分った」
由美ちゃんは隣室へ行き、部屋の電気を消した。戻って来ると、こちらの電気も消した。真っ暗だ。

「ええーっ?こんな暗闇なの?何にも見えない」と宏君。
「舐めるのに明かりは要らないわ」と由美ちゃん。
「つまんない」
「あら、これはあたしのためだってことじゃなかった?」
「そうだけど」宏君がむくれる。妹のおまんこも陰毛も何も見えないんじゃつまらない。
「やめてもいいわ、あたし」
「やる、やる!」

「胸に触ったりしたら噛み付くわよ」と由美ちゃん。
「恐いなあ。こんな暗闇じゃ、どこがどこか分んない」と宏君。
「あたしが誘導する。手を貸して?」
宏君が手を出す。由美ちゃんがその手を掴み、股の間にリードした。由美ちゃんは浴衣は脱がず、裾をまくっただけである。まだパンティも着けている。

先ず、宏君はパンティの上から妹の割れ目を撫でる。由美ちゃんがびくんと身体を震わす。パンティの生地を割れ目にめり込ますように撫でる。普通ならここで宏君は、女性にキスするとかおっぱいを揉むとかを同時に行ないたい。しかし、担当部署は一ヶ所と定められていて、他の部門に手を出すのは禁止されている。違反すると妹は舌を噛む。大変辛い。

次第にパンティが濡れ始めた。宏君はパンティを外すことにする。由美ちゃんが腰を浮かして助けてくれる。宏君は妹の股を押し広げる。
「恥ずかしい!」由美ちゃんが云う。
「何も見えないよ」と宏君が不平を云う。
「でも恥ずかしい」

宏君はまだ閉じているおまんこを舐める。
「あああ」由美ちゃんは人生初の刺激に興奮する。兄が舐めている。おしっこするところを舐めている。済まない。でもいい気持。手を伸ばして兄の髪を撫でる。感謝のしるしだ。
宏君は静かに割れ目を左右に開く。暗くて見えないが、処女のピンクの小陰唇が現われた筈だ。下の穴からは愛液が流れ出している。宏君は心眼でそれらを見た。舌でべろーん!と下から上へと舐め上げる。クリトリスをもろに舐めた。
「あうーん!」
宏君はクリトリスに舌を常駐させ、小刻みな振動を与える。
「あっあっあっ!」由美ちゃんが身をよじる。
宏君はぺろぺろとクリトリスを舐め、べろべろーんと全体を舐める。これを繰り返す。
「兄ちゃん!もう止めて!なんか、あたし、変っ!ああーんっ!」
宏君は妹がイきかけていることを察知した。クリトリスへの刺激は指に切り替え、舌を下方の穴に差し込む。これが妹のおまんこだ。ここに入れたい。やりたい。宏君は精一杯舌を挿入し、ぐるぐると廻す。
「あうーっ、ああーっ、に、兄ちゃんっ!」
宏君は舌をクリトリスに戻し、最速のスピードでクリトリスを叩く。
「わーんっ!」由美ちゃんがイった。

由美ちゃんはまだ大きな息をしている。
「ああいうものなのね」と由美ちゃん。
「あれは前戯なんだぜ?」と宏君。
「どういうこと?」
「お楽しみはこれからだってこと」
「セックスはもっといいっていう意味?」
「そ」
「駄目!約束よ!」
「ちぇっ」

「兄ちゃん、あたしも舐めて上げる」と由美ちゃん。
「えーっ?ついにやってくれるの、フェラチオ!」宏君は感激する。
「だって、兄ちゃんがあたしのあそこ…」
「おまんこ」
「あたしのおまんこ舐めてくれたんだから、悪いじゃない」
「嬉しいなったら嬉しいな」と宏君。
「立ってる?」
「もちろん!」
「いつでもだもんね」

宏君が布団の上に立つ。由美ちゃんが前にぺたんと座る。
「おい、もう電気点けていいだろ?お前の顔が見たいんだ」と宏君。
「待って」由美ちゃんが乱れた浴衣をきちんとする。「いいわ」
宏君がパチンと電気を点ける。
「わあ、眩しい!」由美ちゃんが両手で顔を覆う。眩しいだけでなく、先ほど興奮したことが恥ずかしいからだ。
「由美、お前の口に出していいか?」宏君がブリーフを取りながら聞く。
「ええーっ?」由美ちゃんは気が進まない。
「どんなもんか、一回だけ。やってみろ、な?」
「妊娠しない?」
「ばーか。お前の子宮、喉の奥にあんのか?胃の中にあんの?」
「…」フェラチオで妊娠したら、ポルノ女優はみな妊娠してしまう理屈だ。
「頼むよ」
「じゃ、今日だけよ。いつも期待しないでよ?」
「うん!」

宏君が勃起したペニスを妹の顔の前に突き出す。妹が口を開ける。ペニスが口に入る。
「舌でぺろぺろして」宏君が頼む。
「ごぼ?」(こう?)
「いい。最高。お前、上手。夢みたい」
誉められれば由美ちゃんも悪い気はしない。さっき舐めて貰ったお返しに、せっせとぺろぺろする。
宏君にとっては本当に夢みたいだった。水商売の女たちにフェラチオをして貰ったことはあるが、誰も口の中に射精させてはくれなかった。持つべきものは妹だ。いつも精液を飲んでくれなくてもいいが、フェラチオは今後ともやってほしかった。

「頭を前後に動かして!」と宏君。
由美ちゃんが頭でピストン運動を始める。
「いいっ!いいっ!由美っ!」宏君は興奮してもう待てなかった。彼は妹の頭を両手で押さえると、激しく腰を前後させ、妹の口を強姦した。
「ぶぐぐべごぼーっ!」由美ちゃんが悲鳴を挙げる。
「行くぞーっ!」宏君が予告する。由美ちゃんは目を閉じ、口内への精液の噴出に備える。
「由美ーっ!あああっ!」宏君がイった。ぴゅぴゅぴゅどどーん!精液の津波が由美ちゃんの喉を襲う。
由美ちゃんは舌を立てて喉を閉じ、食道へ向かう精液の流れをせき止めようとする。兄はまだ腰を使いながら、エクスタシーの余韻を味わっていて、由美ちゃんを解放しない。由美ちゃんの口の端からだらーっと精液が垂れる。

「ぶほっ!」やっと解放された由美ちゃんが兄の精液をだらだらこぼしながらティシューを探す。大半はティシューに吐き出したが、まだ喉にもこびりついている。「げほげほ」由美ちゃんは台所に飛んで行き、水を汲んでうがいした。宏君が由美ちゃんの後ろに立ち、肩を抱いた。
「ありがと。由美。最高だった」由美ちゃんが振り返って兄の胸に寄りかかる。
「兄ちゃん、ごめん。飲めなかった」
「いいんだ。充分だよ」宏君にとって、いま腕の中の妹は世界中の誰よりも可愛い存在だった。




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