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17. 悦楽

宏君の新しいバイト先が決まった。教授の紹介で、ある商社でデータベースを構築したり、小さなプログラムをいくつか作って社員にデータベースを使い易くする仕事だ。宏君の専門の分野だからお手の物だったし、高度な仕事なのでお給料もいい。
「良かったね、兄ちゃん!」由美ちゃんが喜ぶ。
「うん!それでな、おれの上司に当たる人が、実はあの大伴コンツェルンの二世なんだって」と宏君。
「ええっ?でも、そんな人がどうして小さな商社に勤めてんの?」
「修行中だって話だ。由美、おれがこの人に認められれば、将来大伴コンツェルンお抱えのプログラマになれるかも知れないんだ」
「わああっ!兄ちゃん、凄いじゃない!」
「うまく行けば、ね」
「うまく行くわ。あたし、応援する!」

「由美、これもお前のお蔭だ。ありがと」と宏君。
「どういう意味?」と由美ちゃん。
「お前がキャバレーのバイト止めろって云ってくれなかったら、こんないいバイトにありつけなかった。お前が幸運を運んで来てくれたんだ」
「そうよ。兄貴はすべからくあたしの命令に従うように。いい?」
「ん?」
「手始めに、また舐めて?」

兄が妹にクンニリングスし、妹が兄にフェラチオする夜が続いた。といっても、相変わらず暗闇の中なので、宏君は妹のおまんこが見られない。由美ちゃんは上半身は脱がず、触らしてもくれない。

「おい。お前にとっておまんことおっぱいとどっちが大事なの?」と宏君が聞く。
「そりゃ、おまんこよ」最近、由美ちゃんは堂々と“おまんこ”と云うようになった。
「だったら、おっぱいも舐めさせてくれたっていいじゃないか?」
「でも、そうなったら全裸になっちゃうじゃない」
「こう暗くちゃ何も見えないんだから、全裸も半裸もないだろ」
「全裸で抱き合ったら、もうセックスそのものになっちゃうわ。駄目よ」由美ちゃんが抵抗する。
「約束は守る」
「兄ちゃんは性欲にとりつかれた獣(けだもの)だから、危なくって」
「信用しろよ。これまで、お前が嫌がることしたことあるか?」
「ない」
「兄ちゃんを信じろ」

ついに由美ちゃんが全裸になった。暗闇の中とはいえ、これは大きな変化だった。宏君は布団の上に座っている妹の裸の身体を撫で廻す。若い肌理(きめ)細やかなすべすべの肌に驚く。酒と煙草と夜更かしで不健康な水商売の女たちの肌とは大違いだ。宏君は妹の身体の手触りに夢中になる。そして、ついに念願の妹の胸に触った。それはちゃんと膨らんでいた。乳房というたわわな大きさではないが、充分揉むことが出来る盛り上がり方だった。成長期にある妹の青い果実に触れることが出来て、宏君は感動した。

宏君は妹のおっぱいを舐めた。乳首を吸った。噛んだ。
「あううう」暗闇の中で由美ちゃんはうっとりしていた。兄の腕に抱かれ、乳を吸われている。こんなことは想像したこともなかった。決心して良かった。愛に包まれ、精神が安定して行くのが分る。

宏君は妹の身体中を撫でた。最後の一線さえ越えなければ、もはや触れられない場所はなかった。宏君にとっていつも魅力的だったお尻にも触れる。可愛くぷくんと盛り上がったお尻。宏君はお尻を撫で廻し、掴み、揉んだ。えも云われぬ満足感があった。

宏君は69のポーズを取った。二人とも横になる楽な姿勢だ。妹がフェラチオしてくれ、自分がクンニリングス出来るのなら、別々でなく同時に二人で楽しめばいいのだ。由美ちゃんもそれを理解した。(こんなことも出来るのだ!)二人はお互いの性器を舐め合った。
「うごご」由美ちゃんが呻く。
「由美、おまんこに指入れていいか?」と宏君。
「駄目。処女じゃなくなるから」と由美ちゃん。
「指一本くらいなら大丈夫だよ」
「あたし、結婚するまで取っとくの。古いかも知れないけど」
「ほんとに古いや」と宏君。
「いいもん」と由美ちゃん。

宏君は別な穴を選んだ。クリトリスを舐めながら、妹のお尻の穴に触る。
「兄ちゃん、そこ違う」と由美ちゃん。
「いいんだ。任せろ」と宏君。
宏君はお尻の穴を押す。
「兄ちゃんっ!」
宏君は蟻の門渡り(とわたり)をくすぐる。
「あーんっ!」由美ちゃんは新たな性感帯に目覚める。恥ずかしい、でも気持ちいい。
宏君は首を伸ばして妹の肛門を舐めた。
「わーんっ!」由美ちゃんは思いがけないところを舐められて、身体を弓なりにする。お風呂で綺麗にしているとはいえ、お尻の穴を舐めるとは!由美ちゃんは感激した。由美ちゃんはペニスを口から外し、首を伸ばして兄の肛門を舐めた。
「ひぇーっ!」宏君が悲鳴を挙げる。
「あははは。相子だもん」由美ちゃんが笑う。

「由美。おまんこが駄目ならお尻に入れさせてくれないか?」と宏君。
「えーっ?」由美ちゃんが驚く。
「そういうのもあるんだ」
「だって」
「ワセリンか何か塗れば、するっと入ると思う」
「駄目よ。兄ちゃんの大き過ぎる。裂けちゃう。痔になっちゃう」
「駄目か。がっかり」

宏君は現在出来ることに専念することにした。二人は真面目に舐めっこし、足並み揃えて快感の階段を登って行く。
「ばぶう、ぼごげべっ!」ペニスを口に含んだ由美ちゃんが意味不明の叫びを挙げる。
「ぶびっ!」(由美っ!)宏君も妹のおまんこを舐めながら叫ぶ。
「ばがががぶぶ!」由美ちゃんに断末魔が迫る。宏君は狂ったように激しくおまんこを舐める。
「あぶぶーっ!」由美ちゃんがイく。
宏君は動きを止めた妹の口に向かって急速にペニスを突き立てる。
「おおーっ!」宏君もイった。

「兄ちゃん!」と由美ちゃん。
「おう」宏君が身体を回転させて由美ちゃんに向き直る。
由美ちゃんが大きく口を開ける。宏君には何のことか分らなかったが、やっと悟った。
「お前、飲んだのか!」
「うん!」
「そうか、飲んでくれたのか。お前、可愛いやつだな」宏君は妹を抱きしめた。二人はそのまま裸で抱き合ったまま眠りについた。




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