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23. 初夜

二人は飛行機で札幌に飛び、そこから列車で稚内へと向かった。宗谷岬。北の果て。気分がせいせいする。人間のみみっちい営みが馬鹿げて見える。

二人は少し南へ下ったところにある豊富温泉の鄙びた宿に泊まった。宿帳に名前を書く。同じ姓だから、女中さんは「新婚さんですね」と云った。二人は顔を見合わせて笑った。女中さんが気を利かせて家族風呂の空き時間を教えてくれた。

兄妹が一緒にお風呂に入るのは初めてだ。お互いに裸を見せ合うのには慣れていたから、由美ちゃんも恥ずかしがらない。二人はお互いの身体を隅から隅まで綺麗にし合った。宏君は妹の胸やお腹、お尻、そしておまんこを洗いながら、湯に濡れて輝く妹の真っ白で美しい肌にみぞおちがキューンとなるほど感動した。もうペニスはびんびんに立っていた。待ち切れず、その場でやりたかった。しかし宏君は、浴室の石で出来た固い床に妹を横たえておまんこする気にはならず、必死で我慢した。

宿泊料金は安いのに、夕食は豪華だった。大きな毛蟹が一人に一匹ずつ。海老フライ、刺身、酢の物、茶碗蒸し、なぜか駄目押しで鶏の唐揚げまである。食べ切れない。しかし、宏君は全部食べた。満腹した。満腹するとやりたくなる。

女中さんが床を延べてくれる。二人はTVの前に座っていたが、どちらもどんな番組を見ているのか分らなかった。二人とも、これからの本格的なおまんこのことしか頭になかったのだ。

ついに二人で床に入る。
「じゃ、お休み」と宏君。
「えっ?」由美ちゃんが驚く。
「グーグー」宏君がいびきの真似をする。
「このーっ!ひとを焦らしやがって!」由美ちゃんが兄をぼかすか殴る。
宏君は身体を回転させて由美ちゃんを上から押さえ込む。
「由美。いいんだな?ほんとに」と宏君。由美ちゃんがこっくりする。「お前、いいやつだな。おれ、いい妹を持って嬉しいよ」
「兄ちゃん!」由美ちゃんが兄にすがりつく。「ごめんね?ずっと待たせて」由美ちゃんが詫びる。
「おれ、約束守ったよな?」と宏君。
「うん!あたし兄ちゃん尊敬してる」
「じゃ、前の続きだ。もーいいかい?」
「まーだだよ!」
「もーいいかい?」
「まーだだよ」
「もーいいかい?」
「もーいいよ!」

「おし!お前を天国へ送ってやる!」宏君は妹の浴衣を剥ぎ取る。由美ちゃんはピンクのパンティ一枚になった。宏君はパンティ越しに妹のおまんこを舐める。唾液と愛液とが混ざり合って、パンティが透け透けになり、由美ちゃんの割れ目がくっきりと浮かび上がった。宏君は興奮した。宏君がパンティに手をかける。
「待って!天国へ行くのはいいけど、帰って来れる?」と由美ちゃん。
「さあな?」と宏君。
「そんなあ、いやん!」
「あははは!」
宏君はパンティをむしり取って、由美ちゃんの股を大きく開く。
「こんな明るいままやるのー?恥ずかしい」と由美ちゃん。
「何云ってる。おれ、お前のおむつの面倒まで見たんだ。今頃恥ずかしがっても遅いや」

宏君は久しぶりで妹のおまんこと対面した。もう処女ではない。しかし、相変わらず綺麗だ。宏君が割れ目を開く。小陰唇も開く。もっと引っ張ると、ぽっかりとピンクの穴が開いた。襞々がいくつも見える。それらの襞々はペニスにまとわりつき、快楽をもたらしてくれるものだった。ここへ入れることが出来るのだ。長い間、夢に見ていた妹のおまんこ。それが、いま自分のものになる。宏君は妹のおまんこを舐めた。クリトリスを舐め、もう遠慮なく指を突っ込む。
「わーっ!」由美ちゃんが叫ぶ。

宏君は妹の膣内で指を動かし、Gスポットを探す。
「おおーっ!」由美ちゃんがよがる。
宏君は指がねちょねちょになるほど溢れて来る愛液を感じ取った。宏君は用意のコンドームを装着する。宏君は妹のおまんこにペニスをあてがった。ついに愛する妹とやるのだ。宏君は深呼吸し、ずぶずぶっ!とペニスを押し込んだ。
「むーん!」父によって処女を失っていたとはいえ、あの時は昏睡状態だった。由美ちゃんにとって、これが実質初めてのおまんこなのだ。由美ちゃんは身体が切り裂かれるように感じ、大きな異物の侵入に抗して身体をのけぞらす。まだ快感はない。信頼し、愛する兄の行為でなかったら、相手を突き飛ばして逃げたいところだ。

宏君はついに妹と交わっていることに感動していた。たった一人の実の妹だ。その若く締まったおまんこが自分のペニスを包んで、密着している。近親相姦という暗いイメージは皆無だった。愛し合う者同士のセックスだ。肉親同士の飾り気ないセックス。母さんとやった時と同じ、心の安らぎを感じる。妹の場合は、長く待たされただけに満足感が大きい。奥までずっぷり入れ、宏君は妹の身体に覆いかぶさった。

兄が妹にキスする。体内の異物の存在に心を奪われている妹は、緊張し唇を閉ざしている。兄は静かに妹のおっぱいを撫でる。揉み上げ、揉み下ろす。首筋を舐め、顎にキスし、鼻にキスし、瞼にキスする。兄の穏やかな前戯によって、妹の緊張は解けた。兄が唇にキスすると、今度は妹の舌が出迎えた。兄妹は舌を絡め合い、舐め合う。

兄がそっとペニスを動かす。ピンクの襞々がペニスにまとわりつき、ペニスを擦る。
「あああ」妹が溜め息を漏らす。「これがセックスというものなのね!」と由美ちゃん。
「こんなもんじゃないよ。全部教えてやる!」と宏君。
「お願い!」と由美ちゃん。
兄は妹の尻を撫で、揉む。次第にペニスの動きを早める。
「うぶ、うぐーっ!」妹が呻く。
二人はキスし合ったまま、おまんこする。上でも下でも交わっているという事実が二人を興奮させる。
「ぶふーっ!」兄の口を逃れた妹が息をつぐ。
兄は両手をついて伸ばし、より深くペニスを妹の体内にぶち込む。
「あうーんっ!」
兄は妹の折り曲げた脚を上げさせ自分の肩に乗せる。いまや、ペニスは妹の身体の奥の奥へと到達する。ペニスの先端が19歳の子宮口を叩く。
「ぐああああっ!」妹は強烈な刺激と快感の津波に耐えかね、身体をよじる。両手で兄の身体を求めるが届かない。手のやり場に困った妹は自分の両方のおっぱいを揉みしだく。
「うぐぐーっ!」
兄は腰を回転させ、クリトリスへの刺激も混ぜる。突いては廻し、突いては廻す。
「し、死ぬーっ!」妹が昇天しかける。
兄は最高速度のピストン運動をする。
「わあーんっ!あわーんっ!」妹は天国へ旅立った。
兄も快感と幸福感に酔いながら、初めて妹の体内でどっどっどっぴゅーん!と射精した。

二人の初夜だった。まだまだ夜は長かった。




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