[banner]

34. 閨事

ある日、八畳の間で宏君と由美ちゃんが紅茶を飲んでいた。
「デートの相手とはどこまで行ってんだ?」宏君が由美ちゃんに聞く。
「どういうこと?」と由美ちゃん。
「もうキスぐらいしたのか?」
「手、握ってるだけ」
「嘘つけ!」と宏君。
「ほんとだもん!」
「男がそれ以上望まないのか?お前が許さないのか?」
「彼、手握るだけで満足してるみたい」

「お前の気持は?」と宏君。
「どういう意味?」と由美ちゃんが聞く。
「焦れったいだろ。もっと欲しがって貰いたいだろ」
「そんなことない」
「強がるな。欲しがられると困るが、欲しがられないのも寂しい筈だ」と宏君。
「兄ちゃん、どうして分るの?そういう女の心理」と由美ちゃん。

「数年前、おれが初めてキャバレーの女とやった時のことだ。おれ、興奮し過ぎて早漏になったらどうしようと心配してな」と宏君。
「ソーロー?」由美ちゃんが聞く。
「おまんこしたら、あっという間に射精しちゃうことだ。そうなったら恥だから、おれ、直前にトイレでオナニーしたんだ」
「?」
「で、女と抱き合ったんだけど、立たない」
「一度出すと、すぐは無理なんでしょ?」と由美ちゃん。
「女は焦ったね」と宏君。「相手の男が勃起しないってことは、自分に性的魅力がないのかと不安になったみたいだった。頼みもしないのにフェラチオしてくれたり、凄いサービスで、やっと立った時には喜色満面だった」

「だから?」と由美ちゃん。
「だから、お前の場合も男がもっと望んでくれないのは、自分にそういう性的魅力が欠けているのか?と考えるんじゃないかと思ったわけだ」と宏君。
「あたし、セックス経験豊富なのが表情や態度に出ないかと心配で、もの凄くしとやかにしてるの。それがいけないのか?とも思ったりして」
「お前な、皇族の女性に淫らな気配見えるか?」
「ううん」と由美ちゃん。
「だろ?でも、子供がいるってことは、彼女らもやってるってことだ。慎ましくやってるかも知れんし、相当派手にやってるかも知れん。しかし、顔からは何も窺えない。だろ?」と宏君。
「うん」
「だから、いくらやったって心配することはないんだ。やろ」
「うん!」

二人は裸になり、布団に横たわる。宏君は妹のお尻を撫でる。
「これって不公平だよな。女はさ、せいぜいフェラチオしてくれるぐらいで、それ以外は寝転がってるだけだろ?全て男にやらせて楽しむ一方なんだもん」と宏君。
「だって、やりたがるのはそっちなんだから、サービスして当然よ」と由美ちゃん。
「でも、イったら男に感謝してもいいと思うがな」
「ありがとって?」
「うん」
「兄ちゃん、終わってからあたしに感謝したことあったっけ?」
「うーん」宏君が首を捻る。
「お互い様だわよ」
「そっか」

「でも、男って女の身体触るのも快感なんでしょ?」と由美ちゃん。
「うん。でもまあ、メイン・ディッシュの前のオードブルってとこだけどね」と宏君。
「兄ちゃん。あたし、自分の身体、お世辞にもセクシーだとか女っぽいと思えない。どうして、兄ちゃん、こんなあたしの身体が好きなわけ?」と由美ちゃん。
「そりゃ、でかいおっぱいやでかい尻は触り甲斐がある。でもな、大きい育ち切った犬を貰うより、小犬を貰って育てる方が楽しいじゃないか」
「あたし、小犬なの?」
「そう。可愛い小犬」と宏君。
「あたしのおっぱいが大きくなって、お尻にもっと肉がつくまで楽しみたいわけ?」と由美ちゃん。
「うん」
「兄ちゃん、小犬とおまんこしてるのか。ジューカンだね?」由美ちゃんが笑う。
「おい、四つん這いになれ。後ろからやってやる」
「やだ」

「おい、もしデートの相手とおまんこしてだな…」と宏君。
「しないもん」と由美ちゃん。
「仮定の話だ。もしやったとして…」
「兄ちゃん、あたしが他の男性とやるの認めるの?」
「仕方ないだろ。お前がおれだけじゃ嫌だって云うんだから」と宏君。
「凄い進歩ね」由美ちゃんが兄を見直す。
「で、やったとする。おれより下手なら一回でやめろ。付き合うな、そんな奴」
「一回だけじゃ可哀想なんじゃない?興奮してソーローになっちゃうかも知れないし」と由美ちゃん。
「じゃ、二回」と宏君。
「二回目もソーローかもしんない。半年は必要なんじゃない?」
「半年!お前、半年もタダでおまんこさせるの?別れるかも知れないのに?」

「タダでって、お金取るわけにいかないじゃない!」由美ちゃんが呆れる。
「そらまそうだけど」と宏君。
「いい機会だから伺いますが、売春っていくらぐらい取るの?」
「違法だから、値段なんか決まってないよ。オナニー手伝うサービスは12,000円とか16,000円て話だ」
「えーっ?ずっと前、あたしが兄ちゃんのペニス擦ったみたいな?」と由美ちゃん。
「うん」
「あたし、あれ何回兄ちゃんにやって上げたかしら?」
「おい、まさか今になって集金する気じゃないだろな?」
「おまんこはもっと高いわよね?30,000円ぐらい?」
「かもな」
「あたし、兄ちゃんに一財産貸しがある感じ」
「お前、兄貴相手に売春すんのか?ひでえ妹だな!」
「あははは!」

「お前、赤ん坊が欲しいからおれと暮らす気になれないって云ってたな?」と宏君。
「うん」と由美ちゃん。
「なんでそう赤ん坊が欲しいんだ?」
「女の本能よ」と由美ちゃん。「兄ちゃんが種付けしたくて女の身体を求めるように、女は子供を生んで育てたいの。そういう身体に出来てるし、自然にそういう心理になるものなの」
「お前の歳で子供を作ることが人生の大事な目的だと思うなんて、信じられない。まだ大人になり切ってないのにな」と宏君。
「女はね、中学の頃、初めて生理が始まった時から、毎月思い知らされるの。お前は子供を作るためにこの世に存在するんだ。まだ生まないのか?まだか、まだかって」と由美ちゃん。
「日々生産される精液が、『早く種付けしろ、まだか、まだか』って催促すんのと同じか」
「そうよ」

「神様もうまく作ったよな、人間の身体」と宏君。「いくら本能だって、気持よくなけりゃ馬鹿馬鹿しいだけだ。でも、男も女も本能のままにおまんこすると気持ちがいい。だから何度でもやりたくなる」宏君は妹を抱き寄せ、その身体を愛撫する。
「おっぱいだって、赤ん坊にお乳上げると気持ちいいようになってるしね」と由美ちゃん。
「どうして知ってんだ、そんなこと?」
「母さんから聞いた」
宏君は妹のおっぱいを揉みながら、乳首を吸う。
「うふん」と由美ちゃん。
「気持ちいいか?」
「いいけど、お乳が出たらもっと気持ちいいんでしょうね」
「神様は凄いプログラマー兼デザイナーだぜ。天才だよ」と宏君。
「兄ちゃん、神様信じるの?情報工学勉強してる人が?」由美ちゃんが驚く。
「信じるね。お前とおれがこういう関係にあるってのも、神様のおぼしめしだと思う。大切にしなくちゃ」
「ずっと二人で暮らすのが神様のおぼしめしってこと?」
「そう」と宏君。
「まーた!神様の助けまで借りてあたしを説得しようってわけ?」
「うん」
「兄ちゃん、絶対諦めないんだから」

宏君は妹の股を割り、おまんこを撫でる。
「あはーん!」由美ちゃんがよがる。
由美ちゃんのおまんこからは愛液が滲み出ていて、いつでもやれるようになっている。宏君は妹の身体に入って行く。
「あああ、兄ちゃん!」
「気持ちいいか?」
「ばか。分り切ったこと聞かないで。あうーん!」
「兄貴に対してばかとは何だ!」宏君は乱暴に妹のおまんこを攻める。
「あああーんっ、おおっ!」
「おれ、お前のおまんこ大好き。一生やらせろ!」と宏君。
「そ、そんな、あううっ!」
「やらせるか?」
「おおっ!あおーん!」
「やらせるって云え!」
「あ、あたし…、あぐあーんっ!」由美ちゃんがイった。

宏君はまだイっていない。
「由美、おれ今日コンドームしてないんだぜ」と宏君。
「えっ?いけない、早く着けて!あたし、危ない時期なんだから!」由美ちゃんが慌てる。
「着けない」
「どうして?」
「お前が欲しがってる子供を作ってやる。おれの子を生め!」宏君が云い放つ。
「冗談じゃないわ!近親相姦で子供は作れない。駄目よ!」由美ちゃんがもがく。しかし、兄は力づくで妹を押さえつける。
「お前の子宮に何億匹という精虫を放ってやる。受け止めろ」宏君は激しくピストン運動を始める。
「駄目ーっ!やめてーっ!兄ちゃん、あたしを妊娠させないで!」由美ちゃんが叫ぶ。
「由美!おれの可愛い由美!」宏君はピストン運動を最速にする。
「お願い!やめて!」由美ちゃんはじたばたともがくが逃れられない。
「うむうっ!」宏君は突如ペニスを抜いて、由美ちゃんのお腹の上にどぴゅどぴゅーんと射精した。
「あーっ、もうっ!」由美ちゃんは怒りと安堵が混じった叫びを挙げる。由美ちゃんは兄の精液を身体に塗りたくった。

「中に出す気は最初からなかったのね?脅しただけね?」と由美ちゃん。
「19歳のお前を妊娠させたってしようがないじゃないか。可哀想で見てらんないよ」
「あー、恐かった。まだ心臓がドキドキしてる」
「ごめん。悪ふざけが過ぎたかな?」と宏君。
「そうよ。ひどい!でも、…」と由美ちゃん。
「でも、何だ?」
「『おれの子を生めーっ!』って云った兄ちゃん、凄かった。迫力あった」

「由美、サンキュ」と宏君。「よかったよ」
「ありがと、兄ちゃん。イかしてくれて」と由美ちゃん。
二人は顔を見合わせて「あはは」と笑った。




前頁目次次頁


Copyright © 2005 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net